
「ショウヘイは本当にヤバイんだ」「八世代に一人の選手」決戦を前に大谷翔平をフリーマンとベッツが語り尽くす「投げたいときに投げればいい。誰もノーと言わない」
大谷のリアル二刀流の負担は想像以上だ。今季14試合あった登板日の打撃成績は打率.222、4本塁打で、22三振。今季は登板翌日にはオフデーになるように工夫されていて、実際、連日のゲーム出場となったのは8試合だが、その場合の打撃成績は、打率.118、2本塁打、12三振ともろに影響を受けている。
ロバーツ監督が大谷の打者としての能力を最大に引き出そうと1、2戦の登板を回避して第3戦に温存したのも当然の戦略だった。
第3戦の先発であれば、ディビジョンシリーズのスタートまで1日のオフデーがあるため、大谷は疲労回復することができる。
前日会見で、大谷のポストシーズンでのベストな役割を聞かれたベッツは、こう答えた。
「彼はおそらく世界最高の選手だから、彼が望む起用法のどこでもフィットするだろう。彼が、『ここで投げたい』と感じたときに、いつでも投げてくれればいい。僕はほぼ確信しえいるけど、チームの誰一人、ノーとはいわないだろう」
ベッツの言葉からチームメイトがいかに大谷を投打にわたって信頼しているかがわかる。
レッズはレギュラーシーズンで5勝1敗と相性のいい相手。ドジャースは、終盤にウイル・スミスやマックス・マンシー、トミー・エドマンら主力が故障離脱するなどし救援陣も崩壊して大ピンチを迎えた。西地区優勝を決めた後だったが、最後はア・リーグの西地区を優勝してポストシーズン進出を決めているマリナーズに3連勝して勢いを取り戻した。
フリーマンがチームを代表して意気込みをこう語った。
「今年は去年とは違う道のりになった。本当は1回戦のシードを取りたかったが、そうはならなかった。山あり谷ありで怪我人も多かった。でも直近の1か月間は、先発陣が安定して攻撃陣とブルペンもいいタイミングで噛み合った。シアトルで得た、いい勢いをポストシーズンにつなげたい。手ごたえはいい。自信がある。厳しい戦いであることはわかっているが、私達には経験がある」
注目のドジャースとレッズのワイルドカードシリーズの第1戦は日本時間今日1日の午前10時08分開始だ。