
「皆がロバーツ監督を解任せよと叫んでいる」大谷2発でWCS初戦圧勝も8回に救援陣炎上“アタフタ”に米メディアやSNSから非難の声…「世界一連覇に届かないように見えた」
米SNSはさらに過激に反応した。
米サイト「ドジャースネーション」のノア・カムラス記者がXに、この試合の投手成績を載せ「先発投手がドジャースのためにできることには限界がある」と投稿すると、そこに多くのファンからの反応が書き込まれた。
「くそくらえだ。明日は山本由伸を完投させよ」
「ロバーツは、信頼ができて自力でピンチを切り抜けられる投手を使うべきだ」
「もしエンリケスやドレイヤーがイニングに最初から入っていれば、ベシアの後片付けをする必要もなく、もっと楽に投げられたはずだ。ロバーツはブルペンのあのダメな連中でどうにかまとめれると考えていたのかもしれないが、ダメだ。一つまた一つと間違った動きばかりだ」
「もし私がドジャースの先発なら降板したくないだろうね」
「ブルペン全体がしっかりしないと世界一連覇は幻想にすぎない」
中には、「皆がデイブ・ロバーツを解任すべきだと叫んでいる。私はマーク・プライアー投手コーチを解任すべきだと思う」との過激な声もあった。
米サイト「クラッチポイント」は「試合で大量リードを奪っているにもかかわらず不安を感じさせたとしてファンの一部はロバーツ監督に不満をぶつけた。不安定なリリーフ陣に頼るのをやめ、より信頼できる先発投手をリリーフとして起用すべきだと考えている」としてSNSの「もし8回がもっと接戦だったら、ロバーツはシーハンか佐々木をブルペンで使ったはずと信じたい」「すでに複数回の敗戦を招いたやり方から別の策を試すという発想がロバーツにはない」とのSNSの声を紹介した。
前出のロサンゼルスタイムズ紙は、世界一連覇へ向けて、スネル、山本、そして大谷のリリーフ起用を検討すべきとの提言も行った。
「ドジャースは大谷をブルペン起用することも熟慮している。山本やスネルらを登板間のブルペンでの投球の代わりにリリーフ登板させることもできるかもしれない。チームで最も可能性が高い終盤の投手オプションとしてレギュラーシーズン最終週の2度の1イニング登板でそれぞれ2三振を奪った佐々木もあるかもしれない。だが、WBCの決勝で最後を締めた大谷を除き、これらの先発投手に慣れない役割でパフォーマンスを期待することはできるのだろうか。それは明らかではない。ただ明らかなことはドジャースがスコット、トライネン、あるいは火曜日の8回に投げた投手たちに魔法のような変貌を期待することはできないということだ。彼らは何か新たな手を打たなければならない」
第2戦の先発は山本。打線の援護と、ブルペン不安が露呈しないイニングまで山本が投げることがワイルドカードシリーズ突破を決めるポイントになるのかもしれない。