
身内からもロバーツ監督に不満?!「準備が遅かったのでどうなるか予想がつかなかった」大谷翔平が時間を稼いで救った佐々木朗希の投入を迷う指揮官の“失態“「歴史的夜を台無しにしかけた」
佐々木は、リリーフ転向後、4試合目にして、初めてのセーブシチュエーション登板にも動じることはなかった。
先制のタイムリー三塁打を大谷から放っている先頭のJT・リアルミュートへの初球が162.5キロをマークした。それはコントロールできなかったが、160キロ台のストレート連発させ3球で追い込むとスプリッドが抜けて失投となったが、リアルミュートは、驚いたように手が出ずに見逃し三振。ベンチで大谷が声をあげて拍手した。
続くマックス・ケプラーにはライト線に二塁打を許すも、途中出場のニック・カステラスをストレートで押し込みセカンドゴロ。走者は三塁へ進んだが、ブライソン・ストットを160.9キロのストレートで三塁ファウルフライに打ち取りゲームセット。佐々木はドンと胸を叩いた。
前出のNHKインタビューで「2点差。前回よりも点差がない中で、ランナー1人で一発が出ると同点の怖さもあったが、ゾーンで勝負して結果的にゼロに抑えられて良かった。前回よりも思ったようにいかない部分もあったが、なんとかゾーンに強い球を投げて、結果的に押し込めた」と、この大舞台でマークしたメジャー初セーブを振り返った。
「思ったようにいかない部分」とはスプリットのコントロールだろう。
だが、不可解なベンチワークにチームメイトはヒヤヒヤしていた。
6回に追撃の口火となる2点タイムリーを放っていたキケ・ヘルナンデスが「スポーツネットLA」などが伝えた試合後のフィールドインタビューでこう不満を明かす。
「ロウキは本当に頼もしい存在に感じた。でも正直、どうなるか予想もつかなかった。なぜなら彼がブルペンで準備を始めたのはかなり遅かったからだ。でも(大谷のバントの構えで)審判にボールが当たる出来事があり、そのおかげで彼に準備の時間ができて、しっかりと試合に入ることができた」
そして「レッズ戦のように圧巻の投球を見せた。見ていて楽しかった」と称えた。
なぜロバーツ監督のブルペンへの指示が遅れたのか。