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“56発男”シュワーバーの去就に注目が集まる(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
“56発男”シュワーバーの去就に注目が集まる(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

どうなる?!「このような終わり方で残念だ」敗戦噛みしめた“56発男”シュワーバー注目の今オフ去就…「チームは家族同然」と残留希望を示唆?

 

 だが、このオフ、シュワーバーはFAとなる。2022年から結んでいた4年総額7900万ドル(約119億3000万円)の契約が終了。CBSスポーツによると、同じくFAとなるリアルミュートと共に2月に残留交渉が行われたそうだが、合意に至っていない。
 今季56本塁打、132打点で2冠王に輝いたシュワーバーが市場に出れば、年齢がネックにはなるが倍額近くは必要になるのかもしれない。
 シュワーバーは去就について聞かれ「どうなるかわからない」と明言は避けた。だが、“フィリーズ愛”をこう熱弁した。
「クラブハウスで仲間たちとは個人的な関係をとても多く築いてきた。彼らは家族同然となった。私が彼らに対してどのように感じているかということだけを彼ら全員が分かっているはずだ。最高級の球団で毎年勝とうとしているチームでプレーしていることがとても幸運なことだと、多くの人々が感じているはずだ。気にかけてくれるファンたち、経営陣、コーチがいる。このクラブハウスにいる全員が気にかけてくれる。勝利のみに目がいっているわけじゃない。それは素晴らしいこと。だからこそ、他の年と同様に心は傷ついている」
 そして「戻ってきたいか」と聞かれ、「お互いの利害関係になってくるだろうと、ずっと言ってきた。どのように向かっていくかを見ていこう。野球界で多くのことを目にしてきたが、話し合いが行われ、そこから進んでいくことを楽しみにしている」と返した。
 チームは今オフに野手は、シュワーバー、リアルミュート、マックス・ケプラー、ハリソン・ベイダー、投手では、第3戦で先発なのに3回から投入され5イニングを無失点に抑えた左腕エースの一人、レンジャー・スアレスがFAとなる。
 地元メディア「デラウェア・オンライン」によると、デイブ・ドンブロウスキー社長は、「全員ではないにしても、ほとんどの選手を引き留めることに期待している。彼らの残留を望んでいる。しかし、それは簡単ではないことも現実としてある」とコメントしているという。
 同メディアは、資金力のあるドジャースが大谷翔平、ヤンキースがジャンカルロ・スタントンとDHが決まっているため、その点はフィリーズに有利だとし、「シュワーバーの故郷であるシンシナティ・レッズとボストン・レッドソックスが競争相手になる可能性がある」との見方を示した。

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