 
				「ドジャースは大谷翔平の歴史的なWシリーズの支配的パフォーマンスを無駄にしかねない」米メディアが2勝3敗と王手をかけられ崖っぷちド軍の低迷打線に苦言
「ドジャースの他の打者陣はまるで姿を消してしまったかのようだ」と表現。チーム打率が.194で長打率も.299であることを伝えつつ「ベッツ、フリーマン、スミス、テオスカー・ヘルナンデスといったスター選手を揃えている打線としては到底考えられない数字」と疑問視した。
 大谷を除く4本塁打、打点11は、「大谷ひとりの数字にやっと並ぶ程度。実質的に大谷だけが、打席で勝負に勝ち、他の選手たちはイニングごとに負け続けているような状況だ」とした。
 打線不振の理由として「トロント投手陣の前に完全に迷子のような状態。高めの速球に手を出し、スライダーを転がし、執拗な配球にまったく対応できていない。攻めるべき時に消極的になり、我慢すべき場面で無謀になる」と分析した。
「総年俸は3億5千万ドル(約539億円)、育成環境はリーグ屈指、オールスター級の選手が並ぶ打線にもかかわらず、チームを背負っているのは大谷ただ一人。もし第6戦または第7戦で敗れた場合、このシリーズは『意味を持たなかった大谷翔平のシリーズ』として語り継がれるだろう」とまで記した。
 さらに「野球界の不朽のスターがすべてを完璧にやり遂げたのにその傑作がチームによって悲劇へと書き換えられてしまう。大谷は野球界最大の舞台でスーパースターがすべきことをすべてやってのけているが、チームメートたちはそれを“ワンマンショー”に変えてしまった」と嘆いた。
 米「ドジャーブルー」が伝えた会見映像によると、ロバーツ監督は逆襲をこう約束した。
「このチームには闘志があるし、戦う姿勢がある。もっとやれると信じている。過去に何度も『負けたら終わり』の崖っぷちから勝ち上がってきた。山本(由伸)には良い投球を期待しているけど、我々も打撃で粘り、守りで確実にアウトを取り、クリーンな野球をしなければならない。それができれば勝つチャンスはある」
 第5戦の試合前会見では、ロバーツ監督は、第6戦、第7戦に大谷をリリーフで起用する可能性も示唆している。
「どこで登板するかは見てみよう。もちろん第6戦、第7戦は総力戦となる。リリーフ登板?もし彼が可能で理にかなうならオプションとして考える」
 大谷にも「全試合に必要であれば準備したい」との覚悟はある。
 注目の第6戦は日本時間11月1日、午前9時にプレーボールだ。


 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							