• HOME
  • 記事
  • 野球
  • ロバーツ監督は本当に名将なのか…レジェンドが「彼の采配は未来を知っているかのようだ」と絶賛も大谷翔平の交代時期を見誤る采配に「なぜ監督を続けているか理解不能」の批判も
ロバーツ監督は大谷翔平と世界一の喜びを分かち合う(写真・AP/アフロ)
ロバーツ監督は大谷翔平と世界一の喜びを分かち合う(写真・AP/アフロ)

ロバーツ監督は本当に名将なのか…レジェンドが「彼の采配は未来を知っているかのようだ」と絶賛も大谷翔平の交代時期を見誤る采配に「なぜ監督を続けているか理解不能」の批判も

 そして6人の継投策を成功させた第7戦の采配を絶賛。
「最終的には選手たちが仕事を成し遂げるかどうかにかかっている。だが、“ドク”は選手たちが成功できる状況を作り出しすべての“正しいボタン”を押したんだ」
 Aロッド氏は「彼はこれで3度の世界一監督となり、殿堂入り監督としての地位を確立した。クーパーズタウン(野球殿堂)に入れるべきだ」と提案した。
 ロバーツ監督は今季でドジャース監督10年目を終え、レギュラーシーズンでの通算勝率は.621で、5度のシーズンで100勝を達成している。
 今年3月に2029年までの4年総額3240万ドル(約49億8000万円)で契約を延長した。年換算ではカブスのクレイグ・カウンセル監督を抜いてメジャー史上最高額の監督となった。
 レッドソックス時代にワールドシリーズMVPを獲得しているビッグパピことオルティス氏は「もし自分がドジャースのオーナーならロバーツ監督にさらなる超長期契約を与える」と提言。
「彼はあのチームを誰よりも理解している。彼の采配は、まるで未来を知っているかのように見える…だからこそ、彼らは今日世界一なんだ」
 そう称賛した。
 選手の信頼は厚く、悩める選手には親身になってアドバイスを送り、ワールドシリーズの打率が.130まで低迷した大スランプのムーキー・ベッツを「彼はチームの格だ。外すことなんて考えない」と、スタメンで使い続けた。その一方で大谷がスランプに陥ると「ボールを見極めなきゃダメだ」と苦言を呈することもする。メディアの質問にも常に真摯に対応。会見拒否や取材拒否することもない。
 名将の風格を漂わせる一方で「総額3億ドル(462億円)を超えるスター軍団なのだから監督が誰でも優勝できる」との厳しい声もあり、この日は、大谷の交代時期を巡って、SNSでは批判が殺到した。
 大谷は最速162.3キロをマークするなどスピードガン表示こそ出ていたが、メジャーで2度目となる中3日登板の影響からか、明らかに体のキレを欠き、スライダー、カーブ、スプリットなどの曲がりも悪く、コントロールも悪かった。

 

関連記事一覧