天心vs拓真戦で“場外トラブル”発生!ブルージェイズがリングに掲載したチームロゴの広告はメジャー機構の許可を得ていない規約違反の“大失態”…村上宗隆、今井達也の争奪戦にまで影響か?
CBCスポーツもこの問題を取り上げ、ブルージェイズの広報担当副社長アンドレア・ゴールドスタイン氏のコメントを紹介している。
「ジ・アスレチックの記事は最新の情報であり、当球団のコメントも含まれている。これ以上付け加えることはない」
メジャーリーグ機構は両メディアの取材に対してコメントをしていないが、なんらかのペナルティが科せられる可能性があるという。
前出の「ジ・アスレチック」は、ブルージェイズが2年前にFAとなった大谷、佐々木の獲得に乗り出したが、ドジャースに敗れたことや、かつて菊池雄星、川崎宗則が所属していたが、NPB球団から直接移籍したのは、巨人の山口俊だけで結果を残せなかったことを紹介。
今回の天心vs拓真戦での協賛、ロゴ掲出を日本における知名度の向上と、今後の日本人選手獲得とも関連づけた。
同サイトによると、ブルージェイズのロス・アトキンスGMはGM会議で今オフに日本からMLBへの移籍が見込まれる選手たちについて「非常にエキサイティングで、素晴らしい経験を持つ選手たち。ブルージェイズにも良いフィットをもたらすだろう」とコメント。同サイトは、そのターゲットをヤクルトの村上宗隆、西武の今井達也だとした。
今回の失態が争奪戦となっている村上、今井獲りへのネガティブ要素となるのかもしれない。
また天心vs拓真の興行主である帝拳プロモーションや、ライブ配信を行い、そのロゴを視聴者に見せたAmazonプライムビデオにとっては、規約違反行為の方棒を担がされる形に
なり、とんだ迷惑だ。
今回のブルージェイズのスポンサー協賛を話をつないだのは、帝拳に出入りしている大手広告会社。山本由伸や佐々木朗希のエージェントをも務めている大手広告会社の人物が今回のブルージェイズの協賛を発表した囲み会見に同席していた。本来であれば、ロゴ使用における申請関係は広告代理店が確認しておかねばならなかっただろう。
実は、この大手広告会社がプロボクシングの興行で問題を起こしたのは今回が初めてではない。
数年前には社会問題となったオンラインカジノの広告もリングのロープなどに掲出していたことがある。来場したファンには、そのロゴがついたTシャツなどを無料配布していた。社会問題化して以来、しれっと手を引いたが、なんの説明責任も果たしていない。

