「正直、誰とやりたいかと言えば（井上）拓真選手」大晦日に井岡一翔が5階級制覇へ向けてWBA世界バンタム級挑戦者決定戦…その先に狙うは天心に勝った拓真「評価的に一番高い」

――出てくる拓真に対して受けて立ちましたが距離が中途半端でした。
「もう本人同士の対峙の感覚もあるし、やっぱりセコンドのアドバイスだったり指示もあるし総合力で負けちゃったのかなと思いましたね。セコンドとかチーム（力）を含めて」
――その拓真陣営の大橋会長が、井岡選手の名前をあげて「5階級制覇を阻止したい」という発言もありました。堤選手も井岡選手の対戦を希望しています。それについての受け止めを聞かせて下さい。
「僕はもう挑戦する立場なので（誰とでも）やりたいですね」
――堤、ドネア、拓真。誰と一番やりたいですか？
「率直に正直、誰と一番やりたいかと言えば、拓真選手ですね」
――それはどういう理由で？
「評価的にも一番高いんじゃないですか。今回の試合も含めて。盛り上がりを考えても一番、拓真選手がファンの方も見たいんじゃないかなと。誰とでも全然、僕は戦いたいですけど、強いて言うなら拓真選手とその3人の中ではやりたいですね」
――最後にファンへのメッセージを
「スーパーフライ級でチャンピオンになって、最後統一戦からダイレクトリマッチでプロで初めて（マルティネスに） 2連敗して応援していただいている方の期待に応えることもできていない。がっかりさせてしまっている部分を自分の中でも感じるのでバンタム級に上げて5階級制覇という大きな挑戦の中で、それを実現した時に少しでも恩返しできると思いますし、また喜んでもらえると思います。やるからには成長した姿をリングで見せれるように大晦日までいい状態を作って、いい試合を見せたいと思っています」