「本当に辛かった」「まだ終わっていない」角田裕毅がレッドブルのリザーブ兼テストドライバー降格を受けての心境を明かす…2027年のF1復帰誓う「人生に挫折はつきものだ」
一つ目の選択は2026年からホンダとワークス契約を結んだアストンマーティンだ。すでに来季のシートはフェルナンド・アロンソと、ランス・ストロールに決定しているが同サイトは「日本人ドライバーを置くことには明確なメリットがある」とした。
「アロンソの来季以降は不透明で、2027年にフルタイムの空席が生まれる可能性は十分にある。アロンソの契約は2026年末で満了し、その時点で45歳。彼自身もすでにF1を離れることを“考えたことがある”と認めている」
ただ「アストンマーティンが角田をストロールの横に置くに値する強力な候補と見なすかどうかはまだ分からない。何しろ、フェルスタッペン、ジョージ・ラッセル、さらにはオスカー・ピアストリといったスター級ドライバーを引き抜く可能性もある」とも付け加えた。
2つ目の候補がアルピーヌだ。
フランコ・コラピントは2026年の1年契約で「来年の出来によっては残れない」とした。
「ピエール・ガスリーは少なくとも2028年末まで契約済み。かつてアルファタウリでチームメイトだったガスリーと角田の再タッグはあり得る。2人は仲が良く、実現すればミッドフィールドでも屈指の強力コンビになる。レッドブルでの去就が不透明だった時期、アルピーヌはツノダに興味を示していたとも報じられている。12か月後にこの話が再浮上する可能性はある」と予測している。
3つ目の候補はハース。
ルーキーのオリバー・ベアマンの評価が高く、「早ければ2027年にもフェラーリの次のドライバーになると噂されている。もしそうなれば、ハースは代わりのドライバーを必要とする。ハースの小松礼雄代表は、ツノダを非常に高く評価している」との見込みを示した。
「ハースはトヨタと技術提携しており、トヨタとしても日本を代表するF1人材と手を組むメリットは大きい。ただし、これはツノダがホンダとの関係を絶つことを求められるかもしれない」とも付け加えた。
最後にあげたのが来季から新規参入するキャデラックだ。
1年目のドライバーはバルテリ・ボッタスとセルヒオ・ペレスという経験豊富な2人に決まったが、「2027年以降の方向性は未知数。彼らの結果次第で大きく変わり得る」とした。
「ボッタスとペレスは年齢を重ねつつあり、一方の角田ははキャリアのピークに差し掛かっているため、長期的な選択肢として魅力的になる可能性がある。キャデラックは“フェルスタッペンのチームメイトとして燃え尽きたドライバー”を起用することに躊躇はないようだ」と、断定的に予想した。
角田の「まだ終わっていない」との言葉は、現実的な可能性を示している。2027年以降に再びF1舞台へ復帰するためにも、明日5日に開幕する今季の最終戦アブダビGPで“有終の美”を飾り、存在感を示しておきた。エースのフェルスタッペンのドライバーズ選手権の逆転Vをアシストできれば最高だろう。

