大谷翔平の“盟友”テオスカー・ヘルナンデスのトレード放出プランが急浮上?!…その理由は野手の高齢化と外野守備力の改善
また36歳であるロハスの残留決定により「野手陣はメジャーでもトップクラスに高齢化しており、守備力も議論の的となっていた」という。そして「右打ちの外野手が(今季のFA)市場にあまりいないため、ヘルナンデスの契約は複雑ではあるものの、決して高すぎて手に負えない金額ではない」とも付け加えた。
テオスカーの契約は、2027年まで残っていて、来季は1200万ドル(約18億6000万円)で、2027年が1450万ドル(約22億4800万円)。各年800万ドル(約12億4000万円)が後払いで、2028年は、1500万ドル(約23億2500万円)の球団オプションとなっている。オプションを破棄した場合には 650万ドル(約10億円)が保証される。
また2026年、2027年に契約に指定された負傷で手術を受けるか、75日以上の負傷者リスト入りした場合、2028年の球団オプションが自動的に保証され、さらに2029年にも1500万ドル(約23億2500万円)の球団オプションが追加されるという。
同サイトは「テオスカーをトレードで放出したからと言ってカイル・タッカーの獲得に動くわけではない」との見解も伝えた。
最大で5億ドル(約775億円)が必要とされる“FAの目玉”であるカブスのタッカーには「水曜日(12月3日)にブルージェイズの施設を訪れた」との報道が出た。ドジャース、ヤンキースなども獲得に乗り出していると伝えられている。
同サイトは、テオスカーのトレード放出の可能性について「トレードによる入れ替えがチームを活性化させる効果があるとはいえ、すでに外野手を探している状況でのヘルナンデス放出は逆効果となる可能性がある。ヘルナンデスのトレード放出は、弱点のひとつである守備力の改善が狙いだが、それにより攻撃力を下げすぎてはいけない、という難しい判断が求められる」と、微妙な言い回しで伝えた。
ドジャースの外野陣では、FAとなっている左翼手のキケ・ヘルナンデスの再契約もまだ未定。キケは左肘を手術し、来季の開幕に間に合わない可能性もあり、オフのドジャースの補強戦略に注目が集まっている。

