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  • 天心vs拓真戦でのSNS「帝拳にはプランBCの戦略がない」批判に2団体統一戦に挑むWBA王者の高見亨介が「覆したい」と猛反発
WBA世界ライトフライ級王者の高見亨介がWBO王者との統一戦に向けて練習を公開した(写真・山口裕朗)
WBA世界ライトフライ級王者の高見亨介がWBO王者との統一戦に向けて練習を公開した(写真・山口裕朗)

天心vs拓真戦でのSNS「帝拳にはプランBCの戦略がない」批判に2団体統一戦に挑むWBA王者の高見亨介が「覆したい」と猛反発

 王者になって公私で何が変わったか?と聞くと「より冷静に長いラウンドを通して戦える動きになってきた。行き急がない。プランを組み立てながら試合を運んでいけるようになった」と成長を自画自賛。
 公私が攻守に聞こえたようで「守る気はさらさらない。もう攻めて攻めて、その攻めが気付いたら守りになっているというイメージ。そんなことわざありませんでした?」と答え「攻撃は最大の防御?」と返すと「それです(笑)」と笑った。
 WBO王者は、まだ進化を続ける高見の敵ではないだろう。
 気になるのは2団体統一後の未来図だ。
 大晦日に高校時代に2勝0敗と高見が勝っている吉良大弥がプロ4戦目でWBA世界同級挑戦者決定戦に出場することが発表された。
 高見が2団体統一に成功し、現在同級2位の吉良が大晦日に勝てば、1位にあがり堂々の指名挑戦者となる可能性が高い。
 吉良は会見で高見についてこう言及していた。
「高見選手にめちゃくちゃこだわってやりたいという感覚は今のところはないですね。 でも世界チャンピオンにまずなって、そこから、このベルトが欲しいというより、この選手とやりたいという気持ちが強くなる。その時に一番近くて思い入れのある選手となれば高見選手。どこかのタイミングでやりたいなという気持ちがより強く高まる」
 そして 「次は3対2ぐらいで勝つんじゃないかな」と挑戦状を叩きつけた。だが、高見はその挑戦状をスルーした。
「ライトフライでは絶対にやらないです。やるなら上の階級。今後のお互いの活躍次第では全然あり得るカードだと思っている」
 減量が厳しくライトフライ級に長く留まる気持ちはない。それがこのアンサーの背景だろう。ただ帝拳サイドとしては、転級の条件は、即フライ級で世界挑戦できることで。そのタイミングが生まれるまでは、この階級にまだ留まる可能性はあるという。

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