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井上尚弥がキレキレのシャドーを披露した(写真・山口裕朗)
井上尚弥がキレキレのシャドーを披露した(写真・山口裕朗)

「クレイジーな事が起きる」1年後に井上尚弥vs2階級下の3団体統一王者ジェシー“バム”ロドリゲスのスーパーファイトが実現?!英大手プロモーター幹部が明言…中谷潤人戦の予想はモンスター勝利

 ただし、井上vsバムのスーパーファイトの実現は、すぐというわけではない。井上とバムは2階級の差がある。
「バムはすでに何階級かを制している。まずはスーパーフライ級の4団体統一を目指したいが、1年から1年半後までには井上のいるスーパーバンタム級までいけるのでは。ただIBFが今回の寺地ーガルシアの勝者との指名試合を求めている。それにひっかからないなら寺地―ガルシアの勝者との試合を実現させたい。それを達成してから井上と対戦するために階級を上げることを考える」
 当面のターゲットは、今回のサウジ興行で寺地拳四朗(BMB)がIBF世界同級王者のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑む勝者との4団体統一戦。だが、IBFは、この勝者と同級3位のアンドリュー・モロニー(豪州)との指名試合を指令している。
「その指名の結果を待ってから4団体統一を目指すのか?」と聞くと、「IBFが無理に指名を優先させるなら、4団体統一よりもビッグファイトを意識していくことになる」と、階級を上げてのビッグマッチへ路線変更する考えであることを明かした。
「その場合はいきなりスーパーバンタム級に?」と、さらに質問を浴びせると「ボクシングはクレイジーなスポーツ。何があるかわからないが、おそらくバンタム級で戦ってからになるだろう」との現実路線を口にした。
 まずはバンタム級への転級である。
 現在、WBC世界バンタム級王者は、那須川天心(帝拳)を判定で破った井上拓真(大橋)、ノニト・ドネア(フィリピン)との死闘を制したWBA世界同級正規王者の堤聖也(角海老宝石)と、2人の日本人王者が存在する。
 もちろんスミスCEの構想の中にも2人の名前はある。
「ぜひその試合をやりたい。バム自身もいつか日本でやりたいと興味を持っている。日本には素晴らしいファンがいてボクシング文化がある。本人も日本の試合を見にいってもいる。やれるならやらせたい。バムにふさわしいチャンスがあるなら日本で実現したい」
 バムは、帝拳ともプロモーター契約を結んでおり、かつて帝拳でトレーニングを行い、WBA世界同級王者だった兄のジョシュア・フランコが、井岡一翔(志成)と2度対戦した際には一緒に来日している親日家。拓真か、堤かの優先順位は明かさなかったが、バンタム級への転級時には、2人の日本人王者へ挑戦することを望んでいる。
 そしてバンタム級の世界ベルトを手土産に井上尚弥とのスーパーマッチを実現したいと考えているのだ。

 

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