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井岡がWBA世界バンタム級挑戦者決定戦に挑む。中央はWBAの立会人でGMのゴメス氏
井岡がWBA世界バンタム級挑戦者決定戦に挑む。中央はWBAの立会人でGMのゴメス氏

大晦日バンタム挑戦者決定戦前に井岡一翔が「(井上尚弥)より先に5階級制覇をするんだという気持ちはない」と注目発言…WBC王者の井上拓真の来場決定で何かが起きる?!

 会見で井岡にその問題について質問した。
「そこに関して自分が先に5階級制覇をするんだという気持ちは正直ない。自分がこのタイミングで挑戦させてもらう、その状況なだけで、井上選手より先に自分がするという気持ちはない。彼は4階級制覇をしているから挑戦できる、彼は彼ですごい偉業をなされている方、彼も彼のスタイルで、タイミングがある。僕はこのタイミングで明日しっかりいい勝ち方をして、5階級制覇につながる試合をしたい」
 井岡はタイミングという言葉を使ったがすなわち運命だろう。
 運命を引き寄せるためには、まずこのテストマッチで負けることは許されない。
 一方のベネズエラの国内王者であるオルドスゴイテイは、「井岡の壁となる」と豪語した。
「いい練習ができてきた。井岡選手は勇敢で様々なカテゴリーで経験を積んできた選手だが、バンタム級はこれまでと違って大変だ。第一に私がいる。この階級は井岡のカテゴリーじゃないことをリング上でわからせる」
 米国にベネズエラ上空を封鎖され、飛行機移動ができないため、陸路でコロンビアに移動して、コロンビア経由で28日に来日したが、「大変でした」という。
 戦績は15勝(14KO)1敗で、ガンガン振り回してくる井岡いわく「積極的で好戦的な選手」。粗いボクサーへの対応は井岡の得意分野だが、そこにバンタム級の壁が立ちはだかるかどうか。
「いい勝ち方、いいパフォーマンスで勝たないといけない。自分のやってきたボクシングにプラスアルファ、バンタムのパワー、フィジカル面で、“バンタム級でも全然強いな、戦えるな”というところを見せたい」
 これが13度目の大晦日への井岡の決意表明である。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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