「ボディがめちゃくちゃ効いている」井上尚弥のボディ攻撃にピカソがラウンド間に漏らした悲鳴…自らのSNSで「負けた。自分のパフォーマンスが足りなかった」と告白
チンゴ・ピカソトレーナーは、息子の額にキスをし「行け!前に出ろ!」と叫んだという。同メディアは「息子は、その言葉通りに前へ出ていった。結果は…ほぼ自滅的とも言える展開だった」と伝えた。
ピカソは10ラウンドからようやく少しだけ打ち合いに応じるようになったが、その裏にはこの父の叱咤があったのだ。
だが、この10ラウンドでも井上に強烈なアッパーを2発効かされた。せいぜいピカソにつけていいラウンドは11ラウンドひとつくらい。117―111とつけたジャッジが1人いたが、どこを見ていたのか。
試合直後に最後まで立っていたことを誇らしげに口にしていたピカソだが、何度か試合映像を見返す中で恥ずかしくなったのだろうか。
この日、自らのインスタ、フェイスブックに初めて気持ちを投降した。
「今回は負けた。王者になるチャンスも逃した。でも、オレの肺はまだ息をしている。心臓も力強く打ち続けている。だから、これまで以上にハードにトレーニングを続けていく」
負けを認めた上で再起を宣言した。
そして「井上尚弥のチーム、そして世界のボクシング界に心からのリスペクトを。すでに自分の試合は見返した。今回は自分のパフォーマンスが足りなかった。それは認める」と続け、こう結んだ。
「でも約束する。必ず成長して、次の試合ではもっと良い自分を見せる。チームのみんな、家族、そして支えてくれているすべてのスポンサーに感謝します。あなたたちがいなければ、ここまで来ることはできなかった」
前出の「Defector」は「この勝利で焦点は中谷潤人との“日本史上最大級のメガファイト”に向かう。だが中谷のスーパーバンタム級の初戦は、正直、物足りなかった。もし中谷戦が流れれば、井上に残された“同階級の敵”は、国内にも海外にもほとんど存在しない。今の井上尚弥は、この階級で孤高の存在になってしまっている」と、井上の今現在置かれた立場を説明している。

