「エストラーダは外科手術のような正確さで解体された」メキシコメディアが那須川天心のレジェンド9回TKOの快挙を絶賛…米専門サイト「プロ転向後最高のパフォーマンス」と評価
米老舗「リング誌」も「日本のバンタム級の有望株である那須川天心が、世界戦での屈辱的な敗北から4か月後、強烈なストップ勝ちで存在感を示した」と報じた。
「14日に36歳となるエストラーダは“誕生日プレゼント”となる勝利を望んでいたが、時間は待ってはくれない…ノニト・ドネアに聞けば分かる通りだ。試合は序盤から天心が手数と鋭いカウンターで主導権を握り、井上戦と同様にペースを支配。ただし今回は最後まで集中力を切らさず、主導権を渡さなかった」
同誌もエストラーダの年齢的な衰えを示唆した。
そして「6ラウンドに試合の流れが大きく変わった」と分岐点を示した。
「偶然のバッティングと同時にボディショットを受けエストラーダはダメージを負う。天心は一瞬勝利を確信したかのように動いたが、レフェリーのマイケル・グリフィンはダウンを認めず、試合は続行。それでもこの一撃で流れは完全に天心へ傾いた」
9ラウンド終了後の棄権を「頭部の接触によるダメージでエストラーダは目の周りを気にし続け、パワーでも若い天心を脅かすことができなかったため、試合はレフェリーストップ。妥当な判断といえる結末だった」と伝えた。
同誌は「この勝利により天心は、井上拓真との再戦に一気に近づいた。なお井上は5月2日に井岡一翔との防衛戦(4階級制覇王者との対戦)を予定しており、その結果次第で再戦が現実味を帯びる」と今後の展望も記した。
米専門サイト「ボクシングニュース24/7」も「那須川天心は試合開始から終了まで主導権を握り、エストラーダを9ラウンド終了後にコーナーに座ったままにさせ試合を終わらせた35歳のエストラーダは試合を通じて消耗し、ゴングに応じて立ち上がることができなかった」と報じた。
「那須川は序盤から試合をコントロールし、高いテンポを維持しながら、素早いコンビネーションと安定したボディ攻撃で的確に攻めた。スピードの差は早い段階で明らかだったが、ラウンドが進むにつれて継続的なプレッシャーと正確性がさらに際立っていった」
さらにこう続けた。
「落ち着く時間を与えず、リングを回りながらクリーンヒットを重ね、何度も仕切り直しを強いた。フィジカル面での優位も際立っていた。那須川はバンタム級でよりフレッシュで力強く見え動きとリーチを活かして主導権を握り続けた。偶然のバッティングも消耗に拍車をかけたが、試合の流れ自体はそれ以前にすでに決定づけられていた」
そう天心を称賛した。
一方のエストラーダについては「見せ場はあったものの、断続的で限られたものにとどまった。35歳となり、直近3試合で2敗を喫している彼は、この試合のペースと手数についていくのに苦しんだ。局所的には競り合う場面もあったが、試合の流れを変えるだけの攻撃を生み出すことはできなかった」と厳しい評価を与えた。
同サイトは天心を「プロ転向後で最も完成度の高いパフォーマンス」と評価した上で、バンタム級でのタイトル挑戦に大きく前進した」と紹介している。

