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昨年の日本GPはフェルス・タッペンが優勝した(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
昨年の日本GPはフェルス・タッペンが優勝した(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

F1緊急事態!中東情勢の緊迫で3月下旬の日本GPを2週連続で開催するプランが急浮上…バーレーンGP&サウジGPの代替案として

 米国がイランを軍事攻撃して最高指導者のホメイニ師を殺害した国際紛争がF1界にも大きな波紋を落とした。緊迫する中東情勢の影響を受けてバーレーンGPとサウジアラビアGPの代替案として、3月27日から鈴鹿で行われる日本GPを2週連続で行うプランが浮上している。スイスメディアの「ブリック」が報じたもの。異常事態だ。

 ポルティマオ、イモラ、ル・カステレの3か所も代替開催地候補

 米国がイランを軍事攻撃し、イランが周辺国に報復を仕掛けたため、中東情勢が一気に緊迫した。主要空港が封鎖され、一部の国では安全確保も難しい状況に置かれたため、開幕を直前に控えたF1界も緊急対策を余儀なくされることになった。
 今季のF1は、3月6日の豪州GPで開幕、13日からの中国GP、27日からの日本GPと続くが、その次の第4戦が、4月10日からのバーレンGP、さらに同17日からサウジアラビアGPと、中東2か国で2週連続で開催されるスケジュールとなっている。
 このバーレーンGPとサウジアラビアGPの開催が今の状況では危ういのだ。すでに国際自動車連盟(FIA)は、3月26日から28日にカタールで予定されていた世界耐久選手権の開催を延期した。
 そこでバーレーンGPとサウジGPの代替案として浮上したのが日本GPを2週連続で開催するプランだ。スイスメディア「ブリック」が報じたもの。ポルトガルのポルティマオ、イタリアのイモラに代替開催を打診する一方で、日本の鈴鹿にもオファー。
 同メディアは「2026年シーズンのヨーロッパラウンドは6月まで開始予定がなく、それ以前にヨーロッパでレースを開催することは、ほぼ選択肢にならない。日本の鈴鹿で2週連続で開催する可能性の方があり得る」とした。
 各チームは、すでに機材輸送計画を進めており、1チームあたり、少なくとも、4、5便の異なる貨物輸送が必要になる。そのために鈴鹿で2戦連続開催する案が現実味を帯びているという。
 ただし鈴鹿では、4月18日、19日にスーパー耐久シリーズの開催が予定されているため、日本で2戦を行う場合は“完全なバック・トゥ・バック(連戦)”形式になる可能性が高いという。
 英の専門サイト「オーバーステア」によると、鈴鹿での2週連続開催は、バーレーンGPに替わるもので、サウジアラビアGPの代替案としては、次のマイアミGPが5月1日の開幕で、時間に多少の余裕があるためヨーロッパ開催の可能性が残されているという。
 ヨーロッパの開催地候補としては、前出のポルティマオ、イモラの他にフランスのル・カステレの名前もあがっている。
 前出の「オーバーステア」によると、緊迫する中東情勢は、すでにF1のパドックに影響を及ぼしている。
 ここ数日、バーレーンで予定されていたピレリのタイヤテストがキャンセルされ、マクラーレンとメルセデスのスタッフは、最大50名がバーレーンに取り残され、両チームが、豪州GPの行われるメルボルンに移動できない可能性があり、代替案を準備、イギリスからチャーター便を手配しているという。
 いずれにしろ時間はない。F1界の動きに注目が集まる。

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