「ドジャースは積極的に動かない」ド軍、メッツ、ブルージェイズの3球団の争奪戦となっているFA超目玉カイル・タッカーの交渉注目情報をESPNの敏腕記者が伝える
今オフのFAの目玉である俊足強打の外野手のカイル・タッカー(28)の獲得交渉が大詰めを迎えている中で、ESPNの敏腕記者で知られるジェフ・パッサン氏が「ドジャースは積極的に動く必要がない。短期契約でなければ追いかけることはしない」との見解を示した。タッカーを巡ってはドジャース、メッツ、ブルージェイズの3球団の争奪戦となっていて、メッツが平均年俸5000万ドル(約79億3000万円)の短期契約をオファーしている。果たしてタッカーの決断は?
ブルージェイズが唯一長期契約をオファー
タッカーの争奪戦でドジャースは一歩後退なのか。
ESPNのパッサン記者が「今オフの“勝ち組球団”と、次の一手を必要としているチーム」とのタイトルを取った記事を発信。
チームの課題だったブルペン補強にメッツの守護神エドウィン・ディアスの獲得に成功しているドジャースを“勝ち組”に入れた上で、タッカー争奪戦について、注目の見解を示した。
「ディアスと、低額で契約したアンディ・イバネス以外では、ドジャースは辛抱強く構えている。彼らは自分たちに有利な市場がやって来ると信じていて、積極的に動く必要がない。タッカーが欲しいか?もちろん欲しい。誰だってそうだ。でも追いかけるか?いや、しない。短期契約でなければ」
元メッツ、オリオールズGMであるアナリストのジム・デュケット氏によると、タッカー争奪戦の最終候補として残っているのがドジャース、メッツ、ブルージェイズの3球団で、すでに対面やオンラインでの面談を終えているという。
さらに米サイト「ファンサイテッド」のロバート・マレー記者はメッツが平均年俸5000万ドル(約79億3000万円)の高額での短期契約をオファーしていることも明らかにした。
メッツとドジャースが平均年俸高額の短期契約、そしてESPNのジェシー・ロジャース記者は、ブルージェイズは、平均年俸はその2球団に及ばないものの長期契約をオファーしていると報じた。
その争奪戦交渉の構図の中でパッサン記者は、ドジャースは短期契約にこだわり、メッツとのマネーゲームに積極的には参戦しない方向であることを示唆したのだ。
パッサン記者は、「ドジャースは今オフにそれほど大きな動きをしていない。(大谷翔平のような)7億ドル(約1110億円)の契約もないし、先延ばし条項だらけの複雑な大型契約もない。2年連続でワールドシリーズを制覇し、主力全員を戻してきたのだから少しくらい余韻に浸るのも当然だ」と、その理由を説明した。
さらに「他のフリーエージェントについても基本は同じで、ドジャースはすでに“ワールドシリーズのリングを手にする最良のチャンスはロサンゼルスにある”と選手たちに思わせる立場にある。そしてオフが進むにつれ、選手側も当初は考えていなかった条件や選択肢まで受け入れざるを得ない状況になってきており、その流れ自体がドジャースに有利に働き始めている」と付け加えた。

