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団体金メダルのグレンの演技曲の無断使用問題が解決!(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
団体金メダルのグレンの演技曲の無断使用問題が解決!(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

「誤解が解けて良かった」フィギュア団体金メダル米国女子グレンの演技曲“無断使用問題”が解決「プロセスに問題はあったが」…著作権問題は根深く新たにAI作曲の盗作問題も浮上 

 フィギュアスケート団体の女子フリーに出場して金メダルを獲得した米国代表のアンバー・グレン(26)が演技曲の無断使用を作者のセブ・マッキノン氏に訴えられていた問題が解決した。11日(日本時間12日)までに両者から和解のメッセージが発信された。グレンは19日(日本時間20日)の女子シングルで同曲を使用できることになりプログラム変更を強いられることがなくなった。ただ一方で、今大会では演技曲に関する著作権問題が相次いで起きていてAIが作曲した演技曲の盗作問題まで波紋を広げ今後に課題は残した。

 「公正な報酬を得るべきだという点で同意できるはず」

 米国メダル候補であるグレンを襲った楽曲の無断使用という衝撃的トラブルが解決した。
 事の発端は「CLANN」という名で音楽活動を行っているカナダ人アーティストのマッキノン氏が、団体の女子フリーでグレンが使った演技曲が自身が作曲した「The Return」だったため、SNSで「僕の曲を許可なく演技に使っていたと、たった今知った。オリンピックでは、これが普通のやり方なのか?」と訴えたことだった。
 楽曲の無断使用を告発したのだ。グレンは女子シングルを控えており、もしフリーでその曲が使えないとなると大問題になるところだった。演技曲に合わせて振り付けも含めた演技構成を固めているプログラムを直前に変更することはほぼ不可能だったからだ。
 その後、両者の間で、どのような交渉がなされたかは不明だが、グレンは、その著作権の問題の行き違いが解消されたことを声明という形で発表した。
「新たな友情は思いがけない形で始まります。私は2年前にセブ・マッキノン(クラン)の音楽に出会い、深いつながりを感じました。音楽著作権の問題は複雑で分かりにくいものです。どうやらそのプロセス全体で問題が生じたようです。セブと誤解が解けて良かったし、彼とのコラボレーションを楽しみにしています。オリンピックで演技できたことは夢が叶った瞬間でした。そしてセブが私の演技を認め、後に祝福してくれたことで、その瞬間はさらに特別なものになりました。フィギュアスケートとセブの両方に新たなファンが生まれる一助となれたことを、心から願っています」
 これを受けてマッキノン氏もSNSを更新。
「問題は解決しました!音楽が人々にインスピレーションを与える瞬間が大好きです。作品が使用される際には、クリエイターが明確な同意、適切なクレジット、公正な報酬を得るべきだという点で、私たちは同意できるはずです。世界的に有名なアーティストであろうと、全く無名であろうと関係ありません。これはすべての人々のためのものです」
 グレンサイドと和解したことを明かした。
 トリプルアクセルを駆使するグレンは、坂本花織と共に女子シングルのメダル候補だっただけに、グレンも米国チームも彼女のファンも一安心だっただろう。

 

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