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金メダルの深田茉莉と銅メダルの村瀬心椛が喜びを分かち合ったが…(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
金メダルの深田茉莉と銅メダルの村瀬心椛が喜びを分かち合ったが…(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

深田金、村瀬銅のスノボ女子採点を「マジでめちゃくちゃだ」と批判した米“重鎮”リチャーズ氏に非難ではなく賛同の「いいね」が殺到する異例現象…村瀬は「もの凄く辛い」

 ジブの最後でわずかに落ちてしまうミスを犯した村瀬は、それでもジャンプセクションに移った最初のトリックで大技フロントサイドトリプルコーク1260(3回転半)を完璧にメイク。さらにキャブ900(2回転半)を挟んでバックサイド1080(3回転)でフィニッシュする会心のルーティンに、何度もガッツポーズを作った。
 しかし、ジャッジは85.80点と首位の深田の87.83点を上回れない。最終滑走者の前回北京大会の金メダリスト、ゾイ・サドフスキシノット(24、ニュージーランド)にも上回られての銅メダルに「完璧なルーティンができて、優勝できたかなと思ったんですけど」と納得がいかずに何度も悔し涙を流した。
 日本時間19日夜に現地から出演したテレビ朝日系『報道ステーション』でも、村瀬はいまだに整理がついていない心境を吐露している。
 東京のスタジオにいる大越健介キャスター(64)から「3本目のランは、我々が見ても完璧だと思ったんですけど」と問われた村瀬はこんな言葉を返している。
「(最初の)レールセクションで少し、ほんの少しだけ落ちてしまいました。そこまで(点数を)引かれるとは思っていなかったので、自分を出し切ったランで何か出し切っていないような感じがしちゃって、ものすごく辛いです」
 2本目のランで85.70点をマークして首位に立ち、3本目でもさらに点数を伸ばした深田も完璧にフルメイクした。2014年ソチ大会から採用されたスロープスタイル種目で男女を通じて日本勢で初の金メダルを、冬季五輪史上日本人女子選手で最年少となる19歳47日で金メダリストになって歴史に名を刻んだ。
 しかし、リチャーズ氏は深田のルーティンにも異を唱えていた。ジャンプセクションの最初に大技スイッチバックサイド1260(3回転半)を成功させながらも、残りのジャンプ2本を720(2回転)で締めた構成に、前出の動画内でこう言及していた。
「最後に720を2回やって、金メダルをもらうなんて本当にあり得ない。彼女はレールセクションもそれほど良くなかった。ジャッジはモニターを買い替えなきゃいけないレベルだった。それくらい酷い失敗を犯した。謝罪が必要だろう」
 ハイレベルすぎるがゆえに起こった今回の採点に対する是非。リチャーズ氏のSNSへの投稿が米国を含めた海外へ問題を提起する中で、メダルの色を巡る論争はまだまだ収まりそうにない。

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