「これは犯罪レベルだ!」五輪フィギュア中継を巡って米NBCに批判殺到…“放送事故”ではなくファンは“ある措置”を巡って激怒
ミラノ・コルティナ五輪を盛り上げたフィギュアスケートは21日(日本時間22日)のエキシビションを最後に全日程を終えたが、米国で独占中継をしているNBCに視聴者からの批判が殺到する異例の事態が起きている。米国では女子シングルのアリサ・リュウ(20、米国)の金メダル獲得でフィギュア人気が爆発しているが配信サイトから過去の“見逃し映像”がすべて削除されたのだ。思い出に浸れないファンからの怒りの声が殺到している。ちなみに日本のTVerでは全種目ではないが、まだ見逃し配信で視聴は可能の状態となっている。
日本TVerは全種目ではないがまだ見逃し配信を視聴可能
フィギュアスケートは感動的なエキシビションでフィナーレを迎えた。女子シングル17歳の銅メダリスト中井亜美がチャーミングな演技を披露し、男子シングルで8位に終わった“4回転の神”イリア・マリニンが元気な姿でバックフリップを連発させ、金メダリストのミハイル・シャイドロフが「カンフーパンダ」の着ぐるみで登場。なんとジャッキー・チェンが激励するサプライズもあった。ペア金メダリストの“りくりゅうペア”は、三浦璃来の背中のチャックが開いたままで、気づいた木原龍一が閉めるというアクシデントもあったが、最後は、アリサ・リュウが、太陽のような金メダルの滑りで締めた。
だが、リュウの女子シングルで24年ぶりとなる金メダルで盛り上がる米国である問題が起きていた。
五輪を独占中継しているNBCは、配信サービス「Peacock」で全競技をアーカイブで見返すことができるようにしてあるが、フィギュアに関してだけはすべて過去の見逃し配信映像が削除されているのだ。
米「ニューズウィーク」が伝えたもので、リュウの金メダルの演技だけでなく、フィギュア競技の全種目の見逃し配信映像が削除。エキシビションに関してもすでにリプレー映像を見ることはできない状態で、インスタグラムやXで拡散された映像さえ、パトロールにより、次々と削除されている。また「リンクサイドの舞台裏映像まで含めて削除が進んでいる」という。
同誌は「今大会の中心にあった競技の一つがフィギュアスケートだ。100年以上の歴史を持つフィギュアスケートの中でも最もドラマに満ちた五輪の一つとなった」とした上で「では今フィギュアに夢中になった人は大会後に何をしたいだろうか?もちろん、すべてを見返したいはずだ」と問いかけて現状を伝えた。
もちろん激怒しているのは全米のファンだ。
同誌はSNSの声を紹介した。
「五輪のフィギュア競技、全部Peacockから消えてるじゃないか」
「@NBCSports ふざけるな」
あるファンは「ガラ(エキシビション)がライブのみで、リプレーなしなんて犯罪レベルだ」と投稿した。
また「こういうことがあるから、フィギュアスケートはアメリカで大きな人気拡大が見込めないんだ」との声も上がった。
同誌は「ミラノ五輪でのここ数週間、スケーターを支え続けたファンにとっては失望の措置だ」と嘆いた。
では、NBCは多くの視聴が見込まれるはずのフィギュアの見逃し配信映像を削除したのか。

