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アマ49戦無敗の「THE KING」藤木勇我がプロ転向&大橋ジム入りを表明(写真・山口裕朗)
アマ49戦無敗の「THE KING」藤木勇我がプロ転向&大橋ジム入りを表明(写真・山口裕朗)

もう伝説!「元2団体統一王者をダウン寸前」アマ49戦無敗”THE KING”藤木勇我がプロ転向…大橋会長「151年に一人の逸材。必ず中、重量級世界王者に」…6.10後楽園メインデビューか?

 すでに伝説は作っている。
 2年前の年間表彰式でたまたま隣になった大橋会長が藤木に声をかけ、週末に大阪から横浜に出稽古に来るようになったが、その間、そうそうたるメンバーとスパーリングをした。
 井上尚弥ともマススパーで拳を交えた。
「全部が凄かった。すべてがやばかった」
 緊張しすぎて記憶にないくらいだという。
 そして、井上がムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦に備えて呼んだ元WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)とも4ラウンドのガチスパーを行ったことがある。藤木は「強かった」との印象を口にしたが、元プロボクサーで現在は、陽光アダチジムでトレーナーをしている父直伝の左ボディをめりこませ、大橋会長いわく「効いて倒れかけた」という。
 タパレスはWBC2位、WBO3位にランキングされていて4月3日には来日して小國以歳(角海老宝石)と対戦するなど、今後、世界王者に返り咲く可能性のあるサウスポー。階級こそ違えど、そのタパレスをまだプロデビューしていない18歳がKO寸前に追い込んだのだから大橋会長が惚れ込むのも無理はない。
 自慢のパンチは「ジャブ」。アマの強化トップの須佐勝明氏は「そのジャブの精度は井上尚弥クラス」と評価していた。そのジャブを軸に重たいパンチを要所で効かせ、アマでもRSCを量産したハードパンチャー。とはいえ一発屋ではなくディフェンス力も高い。
 藤木も「自分のスタイルを貫けばお客さんも楽しんでもらえる」という。その自分のスタイルとは、倒しに行く超攻撃的スタイルで、好きなボクサーの元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に重なる。
「ロマゴンは前へ出るスタイル。プロはアウトボクシングもできないとダメ。だから井上尚弥さんの動画を見ている。持っているものは残して、新しく追加できるものがある。今はそれをやっている」
 特に井上尚弥がバンタム級の4団体を統一したポール・バトラー(英国)戦、昨年9月のアフマダリエフ戦の映像を繰り返し見ているという。バトラー戦は、防御一辺倒のWBO王者を10回に仕留めたワンサイドの試合だった。それを見る理由は「自分も経験があるが、ガードをあれだけ固めて逃げる相手をどう崩すか。すごいスピード感。頑張って勉強している」という。
 大橋会長は、「ハートと情熱」を称えたが、クレバーで研究熱心でもある。大橋会長の抱く世界戦計画は「最短とか最速とかは考えていない。2、3年かけて土台を固めさせたい」と“じっくり路線”。
 階級が階級だけに、井上尚弥のようにプロ6戦目での世界挑戦などはない。それでも将来的な夢構想は広がる。

 

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