米メディアで物議!大谷翔平は二刀流でサイ・ヤング賞を獲得できるのか…ド軍指揮官は「疑いはない」と太鼓判も「28試合登板が必要」「それがなくとも異次元の結果を生み出せる」
ドジャースの大谷翔平(31)が24日(日本時間25日)、エンゼルスとのオープン戦の最終戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、投手としては、4回0/3を投げ、4安打3失点で6者連続を含む11奪三振の圧巻のピッチングを披露した。開幕を前に米メディアが話題にしているのが投手として完全復活した大谷がサイ・ヤング賞を獲得できるかどうか。試合後にデーブ・ロバーツ監督(53)は「間違いなく候補に入る」と断言したが、問題は何試合に先発して何イニング投げることができるか。そこに二刀流ゆえの苦悩がある。
OP戦の最終登板ではトラウト連続斬りなど圧巻の11奪三振
大谷が文句無しの内容でOP戦のラスト登板を締めくくった。
4イニングで11奪三振。それもシンカー、スイーパー、カーブ、スプリットと多彩な球種で古巣のエンゼルスを圧倒した。立ち上がりの1回にかつての盟友のマイク・トラウトからカウント2-2から高目へ97.3マイル(約157キロ)のフォーシームを投じてハーフスイングで三振を奪った。2回に先頭のホルヘ・ソレアに安打を許し、ヨアン・モンカダに四球を与えて、無死一、二塁のピンチを迎えるも、なんと三者連続三振。3回にはトラウトを今度はスイーパーで空振りの三振に打ち取った。あの2023年のWBC決勝戦でストッパー起用された大谷が最後に三振に斬って取ったのと同じボール。途中、自打球があり、互いに目を合わせて笑うというOP戦ならではの微笑ましいシーンもあった。
米サイト「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」のインタビュー映像によると、ロバーツ監督は「強度も集中力も実行力もすべて備わっていた。彼は開幕の準備ができている」と太鼓判を押した。
打っては4回にライト前ヒットをマーク。3試合連続ヒット、打率.308で、打者としての調整も終えた。こちらはWBCで4試合に出場して3本塁打、7打点を放っており問題はないだろう。
26日(日本時間27日)に迫ったダイヤモンドバックスとの本拠地での今季開幕を前に米メディアが議論を繰り広げているのが4度のMVPを誇る大谷が投手としてサイ・ヤング賞を獲得できるかどうかという話題だ。
ロバーツ監督の試合後の会見でもその話題が質問に出てこう断言した。
「もちろんだ。才能、能力、そして意志がある。もしそれをやり遂げれば間違いなく候補に入る。疑いはない」
米サイト「ジ・アスレチック」も「大谷はサイ・ヤング賞を取るのか、それともシーズン74本塁打を打つのか、あるいは両方を達成するのか」の見出しを取り、考察記事を掲載した。
同サイトは「両方を達成するというのが最も有力な予想かもしれない。状況証拠をたどればサイ・ヤング賞という目標は理にかなっている」とし、2021年以降に450イニングを投げた投手の中で、大谷が防御率2.84で2位、FIP3.10で7位、9イニングあたりの奪三振が11.44で3位、WHIP1.05で8位、被打率.200で4位にランクされているをことを示した上で「課題は投球回数になるだろう」と指摘した。
過去の最多登板は2022年で、28試合に先発して166イニングを投げ、15勝9敗、防御率2.33を記録した。もちろん二刀流で打者として打率.273、34本塁打、95打点、OPS.875を記録している。その年のサイ・ヤング賞投票で4位だった。受賞者のジャスティン・バーランダーも同じく28試合の先発だったが、18勝4敗、175イニングで防御率1.75で最多勝と防御率タイトルを獲得している。
同サイトは「250イニングを投げるようなワークホースの時代は終わったとはいえ、依然としてイニング数は重要だ。今世紀で最も投球回数が少ないサイ・ヤング賞先発投手は、2021年のコービン・バーンズで167イニングだった。これは大谷のキャリアハイとほぼ同水準だ。ただしそれは現在ナ・リーグの投手界を代表するポール・スキーンズがまだエアフォース・アカデミーの1年生だった頃の話だ」と指摘。
昨季のサイ・ヤング賞スキーンズというライバルの存在を示した。

