「今年の対象では智弁学園の杉本真滉がナンバーワン」元ヤクルト編成部長がセンバツで見つけたBIG3以外の11人のドラフト逸材
また将来的な打者への転向も含めた二刀流として評価したのが、熊本工の井藤啓稀と大垣日大の竹岡大貴の2人。1m88、80kgのサイズがある井藤は1回戦の大阪桐蔭戦で「4番・一塁」でスタメン出場。
松井氏が「大会ナンバーワン」と見ている川本に封じ込められてヒットはなかったが、8回途中からは救援マウンドにも上がった。9回に1点を失うも松井氏は「長身を生かして真上から投げ下ろす。制球は不安定で未完成ではあるが、楽しみな素材。打者としてもバットスイングは速く、細みでありながら馬力がある。日ハムあたりが目をつけそう」と指摘した。
「4番・投手」で出場した竹岡は、近江の上田と延長10回まで投げ合って188球の完投勝利。打者としては6回にはライトへのエンタイトルツーベースを放った。
「上田のスライダーに対応した。バッターとしてのセンスを感じる。井藤もそうだが二刀流も可能かもしれない」
今大会から採用されたDHの中で松井氏がピックアップしたのは大阪桐蔭の4番の谷渕瑛仁だ。1回戦の熊本工戦では先制タイムリーと犠飛、2回戦の三重戦でも4回に右中間へタイムリー二塁打を放つなど勝負強さをアピールした。
「プロの目線から見るとDHの選手へのハードルは高くなる。守備も含めた総合的な素材としての判断は難しい。なぜ一塁を守らないかが気になるところではあるが谷渕のバットスイングとバットコントロールは魅力的だ」
捕手では花咲徳栄の佐伯真聡をリストアップした。
「強肩強打。フットワークがいい。何より目についたのは、リード面。投手の能力を最大限に引き出して、打者の反応を見て、狙っていないボールでポンとストライクを取らせる。これは教えてもできない捕手のセンス」
捕手では、専大松戸の吉岡伸太朗の評判がいいが、「バットが遠回りする点が気になり、評価を下げた」とドラフト候補に入れなかった。
今日27日の準々決勝には、松井氏がリストした5人が出場する。

