F1界騒然?!「今季終了後に引退を検討?ああ。その通りだ」日本GPで8位に沈んだレッドブルのフェルスタッペンが衝撃発言…「人生はF1だけじゃない」
F1の今季第3戦、日本GPの決勝が29日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、2022年から4連勝中だったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が8位に終わった。レース後に英公共放送局『BBC』から「今季終了後のF1引退を検討しているのか」と直撃されたフェルスタッペンは「ああ、まさにその通りだ」と初めて引退の可能性を明言。さらに中東情勢で2レースが中止され、中断期間となる4月に熟考すると明かした上で「人生はF1だけじゃない」とも言及した元世界王者の衝撃発言にF1界が騒然となっている。
「もうお金の問題じゃないんだ」
上位入賞へのモチベーションは失せていた。
前日の公式予選2回目(Q2)でまさかの敗退を喫し、11番グリッドからスタートした日本GP決勝。昨年まで4年連続でポールトゥウィンを達成中だった得意の鈴鹿サーキットで、アルピーヌのピエール・ガスリー(フランス)を追走する8番手に浮上しながら、フェルスタッペンの目的はまったく別の次元へ向けられていた。
1周5.807kmのコースを53周する決勝の大半で元世界王者が抱いていた思いを、英国のモータースポーツ専門メディア『RACEFANS.net』が伝えた。
「フェルスタッペンは『実は残りの周回数を数えていた。あと10周、5周……早く終わってくれ。ああ、終わった』とレース後に明かした。今季のマシンのドライビングを楽しめていない、と繰り返してきた彼の本音が再び浮き彫りになった」
8番手のままチェッカーフラッグを受けて、6位だった開幕戦の豪州GPに続く入賞を果たした直後。英公共放送局『BBC』が「今季終了後のF1引退を検討しているのか」といくつかのメディアで報じられてきた今後の去就を直撃した。
フェルスタッペンは「ああ、まさにその通りだ」と明言。公の場で初めて「引退」の二文字を考えていると認めた上で次のように続けている。
「パドック内のあらゆることを考えている。今日の順位は素直に受け入れられる。常に支配的な存在であり続けられないと理解しているからだ。しかし、レースの背後にある仕組み全体を楽しめていないのならば、レーシングドライバーにとってそれは自然な感覚ではない。もちろん適応しようと努力はしているが、今のF1は心地良くない。ドライビングの真髄に反している。僕はここに来て素晴らしい時間を過ごし、自分自身を楽しみたい。しかし、現状はそうなっていない。それでも大金を稼いでいるじゃないか、という見方もある。しかし、もうお金の問題ではないんだ」
フェルスタッペンは日本GPの前週末にドイツで開催された、ニュルブルクリンク耐久シリーズでGT3レースデビューを果たしている。F1が開催されない5月第3週の週末に、同じくニュルブルクリンク24時間レースに参戦する。
楽しむ対象が移りつつあるのを認めるように、元世界王者はこう続けた。
「今は100%の力を注いで頑張っている。でも、自分自身に『100%を出し切れ』と言い聞かせているのはあまり健全じゃないと思う。自分のやっていることを楽しんでいない証明になるからね。F1をやめたからといって、何もしないわけじゃない。人生はF1だけじゃない。今は他にも情熱を注いでいるプロジェクトがたくさんある。たとえばGT3レースは自分が走るだけでなく、チーム作りも含めてゼロから築き上げていくのは本当に楽しい。でも正直に言えば、自分がこのような話をしている状況そのものが悲しい。それでも現実は現実だ。僕を気の毒に思う必要はない。僕は大丈夫だ」

