米メディアが明かした「3語メッセージ」…大谷翔平とブルージェイズのスーパースター、ゲレーロJr.は塁上で一体どんな会話をしているのか?
ドジャースとブルージェイズのワールドシリーズ第3戦は1勝1敗の対戦成績でドジャースタジアムに場所を移して今日27日(日本時間28日)に行われる。今シリーズで注目を集めているのは10年7億ドル(約1070億円)の大谷翔平(31)と、14年5億ドル(約764億円)のウラジミール・ゲレーロJr.(26)のスーパースター対決だ。しかも、この2人は仲が良く、いつも塁上で何やら親しげに会話をしている。2人は一体何を話をしているのか。米メディアがその内容を明らかにした。
「ショウヘイはいつも僕を笑わせようとしてくるんだ」
ワールドシリーズでファンが注目しているのは、大谷が敵地トロントで「We don’t need you(お前なんかいらない)」と浴びせかけられたチャントの問題だけではない。大谷とブルージェイズのスーパースター、ゲレーロJr.との交流シーンだ。
今シリーズでまだ2度しか大谷の一塁への出塁はないが、その度に2人は仲良さそうに何やら会話を交わしている。
第2戦では8回に大谷がバットを真っ二つに折られながらもライト前ヒットでチャンスを広げたが、その際、ベースの前に立っていたゲレーロJr.と衝突しかけた。
大谷がゲレーロJr.の体を両手で包むようにして飛び上がって回避。その後「大丈夫か?」と肩をポンポン叩いて笑いかけた。
あの2人は、いつも何を話しているのか?
それがファンの間で密かな焦点となっている。
スポーツネットのベン・ニコルソン・スミス記者がその答えをズバリ、ゲレーロJr.に聞き、そのコメントをXに投稿した。
「(英語で)家族のこととか、試合中に起こっていることとかを話すだけだよ。彼はいつも僕を笑わせようとしてくるんだ。僕も同じことをするよ。努力してね。普通のことさ。彼は本当にいいやつだよ」
カナダ出身のゲレーロJr.は普段はスペイン語で、会見などには通訳がつく。だが、大谷には英語で話かけているというのだ。
そして「いつも笑わせようとしてくる」という大谷のお茶目な一面をも明かした。
米ニューズウィークが注目したのは、この「It’s just normal(ただ普通のことだよ)」という3語の回答。
「ブルージェイズのスーパースターがワールドシリーズでの交流後に大谷翔平へ『3語メッセージ』」と題した記事を掲載した。
同記事では、このポストシーズンでの2人の期待に違わぬ活躍が話題の中心にあるとした上で、「ワールドシリーズを通して、大谷が一塁に到達するたびに、守備についているゲレーロと軽く言葉を交わしたり、楽しそうに笑い合う姿が何度も目撃されている」と説明。
スミス記者が聞きだしたコメントを紹介しつつ、こう記した。
「試合中に敵同士のスーパースターが、ワールドシリーズという大舞台でこれほど楽しげに言葉を交わす姿に驚くファンもいるかもしれない。しかし、ゲレーロJr.と大谷は、どちらも社交的でフレンドリーなプレーヤーとして知られており、こうした「戦いの最中でもお互いを尊重するやりとり」は、トップアスリートの間では今やごく普通の光景になりつつある」

