• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「大谷翔平は打席でヤマを張りすぎ。明らかに疲れが見える」93歳の球界大御所が歴史的活躍を見せる二刀流スターの問題点を指摘…米敏腕記者は延長18回死闘後に点滴を打ったと報道
球界大御所が大谷翔平はヤマを張りすぎだと問題点を指摘した(写真:UPI/アフロ)
球界大御所が大谷翔平はヤマを張りすぎだと問題点を指摘した(写真:UPI/アフロ)

「大谷翔平は打席でヤマを張りすぎ。明らかに疲れが見える」93歳の球界大御所が歴史的活躍を見せる二刀流スターの問題点を指摘…米敏腕記者は延長18回死闘後に点滴を打ったと報道

 ドジャースが2勝3敗で王手をかけられたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦が今日10月31日(日本時間11月1日)、敵地のトロントで行われる。崖っぷちのドジャースの頼みの綱は今シリーズで打率.316、3本塁打、5打点の成績を残している大谷翔平(31)。だが、巨人OBでヤクルト、西武で監督、ロッテでGMを務めてボビー・バレンタイン監督を招聘するなどメジャー野球にも詳しい広岡達朗氏(93)は「ヤマを張りすぎで好不調が激しい。明らかな疲れが見える」と問題点を指摘。ニューヨークポストのジョン・ヘイマン記者(64)は延長18回の激闘の後に点滴を受けていたことを報じた。

 「ホームで戦えるブルージェイズが有利だろう」

 もう後がない。負ければ終わりの崖っぷちの第6戦。打線が低調の中での頼みの綱は大谷のバットの爆発だろう。米「ドジャーブルー」などが映像で伝えたところによると、デーブ・ロバーツ監督は「当日にどんな状況で球場にくるか次第」としながらも、第6戦のリリーフ登板、第7戦の先発、第7戦での中継ぎ&外野起用」まで大谷をフル活用する可能性を示唆した。
「明日(第6戦)は山本が先発するし、チームとしては、失点を防ぐ面でも、得点を生み出す面でも、できる限りのことをしていく。明日(第6戦)は外野起用はないが、どんな可能性も(大谷と)話し合う。第7戦までいけば、あらゆることを検討するつもりだ」。
 だが、93歳の球界重鎮は、その大谷が課題を抱えていることを指摘した。
「打席でヤマを張りすぎている。つまり変化球か、真っ直ぐか、内角か、外角かを狙ってフルスイングしすぎている。加えて、ブルージェイズの投手陣がかなり研究をしてきて、失投が少なく、第5戦で投げた投手(イェサベージ)なんかは狙っても打てないフォークを投げていたが、それが好不調の激しい原因のひとつになっている」
 ワールドシリーズで大谷はここまで打率.316、3本塁打、5打点、7四球の好成績を残している。6時間39分に及ぶ延長18回の死闘を制した第3戦で、大谷は7回の同点アーチを含む2本塁打&2二塁打に4打席連続敬遠を含む5四球、3打点で9度出塁した。だが、先発した第4戦、第5戦はいずれもノーヒット。第5戦では、広岡氏が指摘するようにブルージャイズの新人イェサページの“魔球”とも言えるスプリットに手を焼いた。第2打席にはスイングアウトの三振、第3打席のライトライナーは強烈な打球だったが、相手守備陣の好守に阻まれた。
 広岡氏は好不調の激しいもう一つの原因は体調面にあると見ている。
「延長18回の試合では足がけいれんしていた。明らかに疲れが出ている。もちろん二刀流の影響もあるだろう。体調が万全でなく下半身が不安定だからフォームバランスのいい時と悪い時のムラがあるんだ」
 広岡氏の見立てを裏付けするような情報も発信された。ニューヨークポスト紙の敏腕で知られるジョン・ヘイマン記者が、延長18回を戦った第3戦の試合直後に点滴を打ったことをスッパ抜いたのだ。

 

関連記事一覧