「ドレイクが大谷翔平を馬鹿にしたことを放っておけなかった」ドジャースのミゲル・ロハスがWシリーズ秘話を暴露…カナダ出身の世界的ラッパーのSNS挑発投稿が逆襲の理由だった?!
ドジャースのミゲル・ロハス(36)が米エンタメ系サイト「TMZ Sport」のインタビューに答え、ブルージェイズとのワールドシリーズで2勝3敗から逆転優勝した秘話を明かした。ドジャースが第5戦で敗れた後にカナダ出身の世界的ラッパーのドレイクがインスタグラムに大谷翔平(31)を挑発する投稿を行ったが、これをチーム全員が知り、「放っておくわけにはいかない」と、火をつけて第6戦、第7戦への逆襲のきっかけになったという。
「大谷への敬意を欠いた」
ドジャース世界一連覇の立役者の一人であるロハスが衝撃の秘話を明かした。米エンタメ系サイト「TMZ Sport」のインタビュー映像の中で語ったもので、カナダ出身の世界的ラッパー、ドレイクが大谷を挑発したインスタ投稿が2勝3敗からの逆襲のきっかけだったというのだ。
インスタのフォロワー数が1億4000万人を超えるドレイクは、10月29日のドジャースタジアムでの第5戦で、ドジャースが1-5で敗れ、応援するブルージェイズが王手をかけると、インスタのストーリーズに大谷がセーター姿でほほえむ写真と、先発のトレイ・イエザベージが3回に大谷を空振り三振に仕留めベンチへ引き上げかける2枚の写真を投稿。そこに「あとひとつだ(1勝の意味)」「もうイエサベージはベンチへ向かっているぜ、ボス(笑)」と挑発的なコメントを添えた。
これは瞬く間にSNSで拡散。当然、ドジャースのメンバーも知ることになったという。
「我々はそれをすぐに目にした。喜ばしいものではなかった。私は、こうしたことは本当に苦手で多くを語ろうとしないようにしていたが、このスポーツで、最高の選手に対して、その人柄や彼が野球界でやり遂げたことに少しばかり敬意を欠くようなことをすれば放っておくことはできなかった。気にいらなかった。我々のロッカールームでは、同じような反応をする人たちがたくさんいた。だから終わらせなければならなかったんだ」
ロハスは大谷を馬鹿にしたドレイクの投稿が逆境に置かれたチームを鼓舞したことを明かした。
第5戦はブルージェイズのルーキー、イエサベージのスプリットが冴え渡り、7回12奪三振1失点の好投を見せて、ドジャース打線は沈黙した。大谷も4打数ノーヒットに終わっていた。
「確かに3敗目を喫した第5戦ではイエサベージが素晴らしいボールを投げて、自分たちは何もできなかった。だから我々は彼を称賛した。彼がどのような選手かは詳しく知らなかったが(ドレイクは)あのようなことをする必要はなかったんだ」

