「ムラカミが救いになるかもしれない」メッツの大物アロンソ移籍で大ピンチに村上宗隆と岡本和真が代役に急浮上!「彼を狙うのは理にかなっている」の米報道も
メジャーリーグのウインターミーティングの最終日にメッツからFAのピート・アロンソ一塁手(31)のオリオールズとの5年1億5500万ドル(約243億3000万円)での移籍が合意に達した。複数の米メディアが報じたものだが、困ったメッツがアロンソの代役にヤクルトからポスティング申請している村上宗隆(25)、巨人から同じくポスティング申請している岡本和真(29)の獲得に向かう可能性が急浮上した。敏腕で知られるUSAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者やスト―プ情報に詳しい米サイト「トレード・ルーマーズ」などが報じたものだ。
敏腕記者のナイチンゲール氏は岡本との契約可能性を伝える
メッツが引き留めに動いていたFAの大物を次から次へと放出することになった。9日(同10日)に守護神のエドウィン・ディアスがドジャースと3年6900万ドル(約108億2000万円)で合意。
そして10日(同11日)にクリーナップを任していたアロンソがオリオールズと契約合意に達した。ブルペンに関しては先にヤンキースのデビン・ウィリアムスをFAで補強していたが、アロンソの代役となる一塁手の補強が急務となった。そこで急浮上したのが、ポスティング申請を終えている村上と岡本の2人だ。
ストーブ情報に詳しい米サイト「トレード・ルーマーズ」は、こう報じた。
「アロンソの後任の一塁として村上や岡本を狙うのは理にかなっている。クローザーとしては、(デビン・ウィリアムズとともにパドレスからFAの)ロバート・スアレスがディア スの代役としてもっとも自然な選択肢だと言えるだろう」
スポーツイラストレイテッド誌は、アロンソの代役として6人の可能性のある候補を列挙。ヤンキースからFAのコディ・ベリンジャーを筆頭に、レイズのヤンディ・ディアスのトレードプランを2番手に、そして3番手に村上の名前をあげた。
「村上は長打力でラインナップを強化したい球団にとって非常に魅力的な選択肢となり得る。彼は主に三塁と一塁を守り、今季ヤクルトで69試合に出場してOPS1.051、25本塁打という強烈な成績を残した」
そう紹介した上でこう可能性を伝えた。
「MLBのよりレベルの高い投手相手にどこまで通用するかは不透明だが、もしアメリカでも日本の半分ほどのパワーを発揮できるのであれば、どの球団にとっても素晴らしい補強となるだろう。アロンソ獲得に失敗したメッツにとって、村上は十分にフィットする可能性がある」
同誌は、村上の次にパドレスからFAのライアン・オハーン、アストロズのクリスチャン・オハーンのトレード、ヤンキースからFAのポール・ゴールドシュミットの3人の名前をリストアップしている。
米サイト「TWSNスポーツ」もアロンソの代役として村上の名前を報じた。
「メッツは村上に興味を持っているチームのひとつだ。スラッガーのアロンソを失い打線にもう一人パワーバッターが必要とされている。たとえ彼が現時点でアロンソと同じレベルの選手でなくとも村上のような選手を加えることができればその穴を埋める助けになるかもしれない」

