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同点だったがターン点差で惜しくもメダルを逃した冨高日向子は銅のペリーヌ・ラフォンを称えた(写真:松尾/アフロスポーツ)
同点だったがターン点差で惜しくもメダルを逃した冨高日向子は銅のペリーヌ・ラフォンを称えた(写真:松尾/アフロスポーツ)

なんで?困惑の声殺到!女子モーグル冨高日向子が銅メダルと同点もまさかのターン点差で4位「4位と3位の差はちょっとじゃない」…上村愛子さんも「こんなことあるんですね」

ミラノ・コルティナ冬季五輪の女子モーグル決勝が11日、リビーニョ・エアリアル&モーグルパークで行われ、冨高日向子(25、多摩大学スキークラブ)が78.00点をマーク。3位のペリーヌ・ラフォン(27、フランス)と並びながら、同点の場合はターン点で順位を決める規定の下で、わずか0.2点差で2002年のソルトレイクシティ大会で銅メダルを獲得した里谷多英さん以来、24年ぶりとなるこの種目でのメダルを逃した。SNS上では「なんか納得できない」などど、モーグル種目の規定やターン点の存在を含めて困惑する声が飛び交っている。

 こみ上げる悔しさ

 気丈に振る舞おうとする分だけ悔しさが込み上げてきた。
 銅メダリストのラフォンと78.00点で並びながら、同点の場合はターン点で順位を決めるモーグル種目の規定の下で、わずか0.2点差の4位に終わった競技後。フラッシュインタビューに応じた冨高の目に自然と涙がにじんできた。
「4位と3位の差はちょっとじゃないので。今までやってきたこととかは全部出し切れたのかなと思うんですけど、あと一個何か違ったらとか、もう少し速かったらと思うと、やっぱりすごく悔しい気持ちがあるんですけど」
 そしてうなずきながら、自らに言い聞かせるように言葉を紡いだ。
「でも、しっかりとこの結果を受け止めて、まだデュアル(モーグル)があるので切り替えて、この悔しさを糧に頑張りたいと思います」
 冨高は前日10日の予選を5位で通過。直前の準決勝では全体では3位となる79.42点をマークし、4人が出場した日本勢でただ一人、8人による決勝に進んだ。
 そして6番目に登場した決勝でも、第1エアでコーク720(体軸を傾けた状態で横2回転)グラブを、第2エアでもコーク720と大技エアトリックを成功。27秒03で駆け抜けて78.00点をマークし、この時点でエリザベス・レムリー(20、米国)、2018年平昌冬季五輪金メダリストのラフォンに次ぐ3位につけた。
 しかし、直後に北京冬季五輪銅メダリストのジェーリン・カウフ(29、米国)に上回られてしまう。最終滑走者の前回覇者ジャカラ・アンソニー(27、豪州)が失速した結果、レムリー、カウフ、そしてラフォンが表彰台に立った。
 ラフォンと同得点の冨高は4位で、2002年のソルトレイクシティ冬季五輪で銅メダルを獲得した里谷さん以来、6大会、24年ぶりとなる女子モーグルでのメダル獲得を逃した。2010年バンクーバー、2014年ソチ両冬季五輪で4位に入賞し、今大会はテレビ中継で解説者を務めた上村愛子さんも驚きを隠せなかった。
「この4位は私も経験のない4位です。こんなことがあるんですね」
 モーグルは各選手が100点満点で採点され、得点の内訳はターン点が60%、エア点とスピード点がそれぞれ20%となっている。そして合計得点が並んだ場合は、最も比重が高いターン点が多いほうが上位になると定められている。

 

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