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IBF世界ミニマム級王者のバラダレス(左)に挑戦する重岡銀次朗(右)。亀田興毅氏が絶賛する次世代の怪物だ
IBF世界ミニマム級王者のバラダレス(左)に挑戦する重岡銀次朗(右)。亀田興毅氏が絶賛する次世代の怪物だ

今日W世界戦!亀田興毅氏が「次世代の怪物」と絶賛の“生涯負けたことがない男”重岡銀次朗は初挑戦で世界ベルトを獲得できるのか?

 王者はメキシカンらしく好戦的でどんどん前には出てきてスタミナもある。単発だがパンチを繰り出すタイミングも変則でつかみきれないいやらしさがある。だが、左のガードが低く、ディフェンスは甘い。重岡がサウスポーの特性を生かせば十分にチャンスはある。
「自分のパンチは自然と当たる。大事なのは、逆に狙いすぎないこと。試合中は何も考えず楽しむことだけを意識している」
 亀田興毅氏の試合展望はこうだ。
「重岡選手がスピードで圧倒して5ラウンド(以内)で、ぱぱっといってしまうと思っていたが、チャンピオンは意外とやる。パワーがある。上の階級でもやっているし、減量はどうかなと思っていたが、アンダーでクリアして、いいコンディション。このチャンピオンを圧倒するなら(ベルト獲得後の防衛戦で)タイトルは動かないんじゃないか。そういう期待を込めて圧倒して欲しい」
 身長は153センチ。ミニマム級に適したサイズで減量に苦しむ不安はなく、タイトルを取れば長期政権可能だという見方が多い。
 実際、重岡も具志堅用高氏が持つ13回連続防衛記録を超えることを目標に掲げている。そして、もうひとつの目標が、過去に日本人では、バンタム級の4団体統一王者である井上尚弥(29、大橋)しか選ばれたことのないパウンド・フォー・パウンドの称号の獲得。「階級がないとすれば誰が一番強いか?」をランキングするパウンド・フォー・パウンドであれば、最軽量級である重岡にも、モンスター超えの可能性がある。
 運命のゴングへ足りないのは経験だけ。簡単なファイトにはならないだろうが、重岡の戴冠を予想する。大阪の格闘技の殿堂から新モンスターが誕生する。

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