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エンゼルスの大谷翔平とアスレチックスの藤浪晋太郎がオープン戦で実現した同級生対決を前に握手(写真・AP/アフロ)
エンゼルスの大谷翔平とアスレチックスの藤浪晋太郎がオープン戦で実現した同級生対決を前に握手(写真・AP/アフロ)

米メディアは大谷翔平と藤浪晋太郎の同級生対決をどう報じたか…エ軍監督「藤浪は力強い球を投げていた」と称賛「ガッカリさせるものではなかった」の声も

 NBCスポーツのベイエリア版は「藤浪対大谷の対戦が、アスレチックスの敗戦(5-11)の目玉となる」との見出しを取り、2人の対決を伝えた。
「通常、スプリングトレーニングの試合で大きな話題になるようなことはあまりないが、火曜日のホホカム・スタジアムは違った。それは日本の投手、藤浪と大谷がメジャーリーグで同じフィールドに一緒に同時に立ったことだった。2人は日本で有名な甲子園での高校の大会で対戦し、9年後の火曜日に再び対戦することになった」
 記事では過去の対戦についてはこれ以上詳しくは伝えなかったが、2人の日本でのマッチアップは3度あり、2012年のセンバツで花巻東、大阪桐蔭の両エースとして対戦。2014年にはオープン戦とオールスター戦で対戦している。同紙は「藤浪のデビューはがっかりさせるものではなかった」と評価。「日本の剛速球投手の最初の投球は97マイル(約156キロ)を記録した。彼は続けてフレッチャーから三振を奪って試合をスタートさせた。この印象深い先発は最後のイニングで緊迫感が増した(無死満塁)とはいえ2回を通して力強さを保った」などと藤浪の登板内容を評価した。

 ロサンゼルスタイムズ紙は、「大谷のピッチクロックでの最初の登板はスムーズにいった」との見出しを取り大谷の初登板にフォーカスした記事内で「藤浪対大谷」との小見出しを入れ同級生対決について触れた。
「藤浪が先発起用され、大谷が馴染みのある顔と対戦した。大谷は打席に立たなかったが、この2人が同じフィールドで投げ合ったのは、日本でのオールスターでプレーした2014年以来だ」と伝え、大谷のコメントをこう紹介した。
「実際に試合をやる時はたぶん僕自身も(打席に)立つと思うので、その時は楽しみにしたいなと思います」
 エンゼルスの開幕カードがアスレチックス戦だ。
 また大谷がもともとイニング間で相手投手の投球を見ずにベンチ裏に引っ込み、次のイニングへの準備をするタイプのため、この日の藤浪の投球を「見ていなかった」と明かしたことを伝えた。
 大谷は、登板後、プライベートジェットで日本へ発ち、1日の午後10時過ぎに羽田空港に到着した。

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