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エンゼルスの大谷翔平とアスレチックスの藤浪晋太郎がオープン戦で実現した同級生対決を前に握手(写真・AP/アフロ)
エンゼルスの大谷翔平とアスレチックスの藤浪晋太郎がオープン戦で実現した同級生対決を前に握手(写真・AP/アフロ)

米メディアは大谷翔平と藤浪晋太郎の同級生対決をどう報じたか…エ軍監督「藤浪は力強い球を投げていた」と称賛「ガッカリさせるものではなかった」の声も

 また「彼は次の登板へ向けての課題とともに登板を終えた。スプリッターは最初の2三振では手が出ないように見えたが、彼はカウントを進めていく段階でも投げられるようになりたいと明かした」という藤浪の感想も紹介。「アスレチックスはスプリングトレーニングを通して成長し修正を続けていく中で藤浪がさらに洗練されていくことについて楽観視している」とした上で、エマーソン投手コーチの「世界で最高の選手の1人であるショウヘイが対戦チームにいた。フジがスペシャルな選手になりたいということを知っている。彼は、このキャンプで他の人々だけではなく、彼自身に対しても、そういう選手であることを証明するために懸命に取り組んでいる。彼が取り組む練習を毎日目にすることができて楽しい」との談話を掲載した。

 同サイトは大谷のオープン戦初登板についても注目。当初、大谷は水曜日(3月1日)のブルワーズ戦に先発予定だったが、日本行きへの時差ボケを解消する予備日を設けるために登板日を早めたことを明かし、先発日を1日ずらしたことで、藤浪との対戦が実現したことを伝えた。
「大谷は、ピッチタイマーの新ルールがWBCでは施行されず、スプリングトレーニングの出場機会を多く持てないことから、火曜日に経験を得られたことに満足していると話した。大谷は、このオフに投球ペースの向上に努めてきた。彼は捕手のサインに首を振りがちになることから、ピッチコムのシステムを使い、捕手に彼の意思を伝えることで時間を省くつもりでいる。大谷は、火曜日に試合の中で初めてそれを利用し、一度も違反を犯さなかった」と、新ルールへの対応に問題がないことを示した初登板を評価した。
 そして3月30日のアスレチックス戦で2年連続の開幕投手を務める大谷が、WBCに日本代表として参戦する問題について触れた。
「大谷は日本代表では、先発と指名打者の両方で出場予定だが、彼は『試合に先発するかはまだ分からない』と語った」とした上で、「エンゼルスは予定通りに調整を進めるため大谷や日本代表のコーチと頻繁に連絡を取ることになる。WBCの決勝がマイアミで3月21日に予定されているため、大谷は最長で3月22日までキャンプを離れることになるかもしれない」とし、ネビン監督のコメントをこう紹介した。
「(WBCでの)試合での投球数やブルペン投球で彼が守ることになる厳しい予定がある。彼が登板する日、ブルペンで投げる日、そして打つ日は綿密に決められる。すべては綿密に決められ、ここで彼と行ってきたことと同じになる。(日本代表が)彼と注意深く(登板日などを)決めることは分かっている。彼自身が、自分の体がどのような状況かを理解しているだろうし、(米国に)戻ってきたときには(開幕戦登板の)準備ができていることも分かっている」
 大谷のWBCでの起用法は、まだ明らかになっていないが、ネビン監督の話からすると、登板数や球数に綿密な制限が設けられているようだ。

 

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