
井上尚弥が9月14日に日本でWBA暫定王者“最強挑戦者”アフマダリエフと対戦決定!プロモーターのエディ・ハーン代表がXで「ついに契約が完了した」と報告
プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32、大橋)とWBA世界同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30、ウズベキスタン)が9月14日に日本で対戦することが2日、決定した。アフマダリエフと契約している大手プロモート会社マッチルームのエディ・ハーン代表が自身のXにて「ついに契約が完了」と明かしたもの。井上は5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBA1位のラモン・カルデナス(29、米国)と防衛戦を行うが、4か月後に次なる難敵が待ち受けることになった。

「この階級のベストファイト」
4年ぶりの米ラスベガスでの注目ファイトがまだ終わっていないというのに次なる防衛戦が正式に決まった。元WBA&IBF王者でWBA世界暫定王者でもあるアフマダリエフとプロモート契約を結んでいるマッチルームのエディ・ハーン代表が1日にXに「ついに契約が完了!」「ウズベキスタンのパワーvs モンスター」「この階級のベストファイト」と投稿したのだ。
リング誌やスポーツイラストレイテッド誌など主要な米メディアがこのニュースを大々的に伝えたが、日付までしっかりと報じたのが米専門サイトのボクシング・シーン。同サイトの報道によると9月14日に東京で開催されるという。
ただ開催場所については、名古屋などの情報もある。
スポーツイラストレイテッド誌は、「この戦いは、おそらく122ポンド(スーパーバンタム級)で実現できる最高のものだ」と、このマッチメイクを評価した。
同誌は「”モンスター”は現在、リング誌のタイトルを含むこの階級のすべてのベルトを保持しているが、アフマダリエフは、リング誌のスーパーバンタム級で2位にランキングされている。彼はまた “モンスター”のWBA指名挑戦者だ」とも伝えた。
リング誌が独自にランキングしているスーパーバンタム級の王者は井上で、1位が井上が、2023年に対戦してKOで倒してWBA&IBFの王座を獲得したマーロン・タパレス(フィリピン)で、2位がアフマダリエフ。現段階でスーパーバンタム級での最強の挑戦者と言っていい。井上との対戦を目の上の負傷で2度キャンセルしたIBF同級1位のサム・サム・グッドマン(豪州)より間違いなく強い。
アフマダリエフは、これまで再三にわたって「オレから逃げている」「指名挑戦を受けなければならないルールがあるのになぜ戦わない」などと挑発を続けてきた。ハーン代表は「レベルの低い相手とばかり戦っている。井上にはガッカリだ」とまで批判していた。