
今日米ベガス決戦ゴング!「挑戦者が井上尚弥に勝つことはトランプ大統領がローマ教皇の葬儀で喝采を受けるくらいの絵空事だ」海外メディアはモンスターの6ラウンドまでのKO決着を支持
「カルデナスの勝利への道のりは遠い。彼は、序盤の嵐を生き延び、横の動きを使って井上のパワーショットを避けなければならない。ネリがやったように、カウンターの左フックを当てると、つかの間のチャンスを作り出すことができるが、カルデナスは、守りに入らず、攻撃的にいく必要がある。彼の心とパワーはは信頼できる挑戦者として値するが、井上のスキルと野蛮さの融合は比類なきものだ」
そして最後にこう展開を予想した。
「カルデナスの夢の戦いは、井上のボディ攻撃と執拗なプレッシャーがあまりにも大きいため、第6ラウンドのTKOで終わる」
井上も2日前の公式会見でこう宣言している。
「しっかりとしたボクシングを見せた上で中盤のノックアウトというのが一番いい試合の終わらせ方だと想定している」
同メディアは、その中盤を6ラウンドと予想したのである。
米専門サイト「ビッグファイトウィークエンド」も6ラウンドまでに終わるとの予想をした。
「カルデナスは、巨大なアンダードッグ(噛ませ犬)で井上は、彼の次の試合がすでに公表にされているほどの大本命だ。カルデナスが議論の余地のないチャンピオンを悩ませるのを見るのは難しい。井上が6ラウンド以内にストップで勝利することに期待して欲しい」
井上が9月14日に日本でWBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と戦う契約を完了したことをマッチルームのエディ・ハーン代表がXで報告。井上もその報道を認めた。
おそらく、カルデナスのジャブを警戒している井上は、序盤戦は、ジャブの差し合いから慎重に試合をスタートさせる。カルデナスがネリの再現を狙って1ラウンドから好戦的にくれば、そこでいきなり決着がつく可能性はあるが、その奇襲は仕掛けてこないだろう。井上は、カルデナスの距離を1ラウンドで察知し、2ラウンドから徐々にKO方程式を練っていく。カルデナスは、攻撃に転じる際に、ガードが甘くなるという欠点があり、井上はそこを見逃さない。あるいは、ボディショットで悶絶させるかもしれない。海外メディアの予想、そして井上自身が豪語するように、6ラウンドまでには勝負はつくと見る。