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井岡との再戦に臨むWBA王者マルティネスが首に入れた「家族」のタトゥー
井岡との再戦に臨むWBA王者マルティネスが首に入れた「家族」のタトゥー

井岡一翔が5.11大田区で再戦するWBA王者マルティネスが“あの日”に日本語で「家族」とタトゥー入れた理由と返り討ちにして入れる予定の次なる言葉とは?

 プロボクシングの元4階級制覇王者、井岡一翔(36、志成)との再戦(11日・大田区総合体育館)に向けてWBA世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(33、アルゼンチン)が7日、東京目黒区の志成ジムで公開練習を行った。その首には「家族」と日本語のタトゥー。昨年7月7日に井岡からWBAのベルトを奪い、IBFとの2団体統一王者となった夜に日本で記念に入れたもの。それほど重たい勝利だったわけだが、再戦で返り討ちした際には、また新しいタトゥーを日本語で入れる予定だという。その言葉とは?

 大晦日はインフルエンザ罹患で前日にドタキャン

 

 王者のマルティネスは、大好きな母国アルゼンチンのサッカーチーム「ボカジュニアーズ」のジャージに着替えて公開練習を行った。背番号は「10」。尊敬するメッシのジャージだ。陽気なラテンミュージックを自らのスマホから大音量で流してロープ、シャドー、サンドバッグ、ミット打ちと、軽快に4ラウンドを終えたが、その首には「家族」と日本語でのタトゥーが入っていた。
 昨年7月7日にIBF王者だったマルティネスは、WBA王者井岡との2団体統一戦に判定で勝利し、2団体統一王者となった。その夜にホテルの自室に彫り師を招き「家族」と入れてもらったという。
「日本に来て試合をしたから何か日本のものを持ち帰りたかった」
「家族」という文字を選んだのには「家族は一番大事な聖なるもの。家族がいないとボクシングなんかやっていなかった」との思いが込められている。マルティネスには、2人の娘がいるが、背中と左胸には、その娘の名前を彫り込んでる。
 また初めて世界タイトルをヘルウィン・アンカハス(フィリピン)から奪った2022年2月26日の日付をオマージュしたタトゥーもあった。
 さらにマルティネスだけでなく、マネージャー兼トレーナーのロドリゴ・カラブレッセ氏も左の二の腕に「東京」という日本語と2024.7.7のタトゥーを入れた。
 陣営にとって井岡戦はそれほど重たく意義のある勝利だったのだろう。
 昨年大晦日の再戦は、インフルエンザの罹患により、試合前日にドタキャンした。ギリギリまで行うつもりで準備していたがベッドから起き上がれなかった。
「前回は試合ができずファンを待たせしてしまった。再びここに来れて満足だ。今回の体調はスペクタル、100%。ハードな練習した結果が出ている。このチャンスをものにしたい」
 前回は11日前に来日してインフルエンザに罹患したため、今回は3日繰り下げて試合の7日前となる4日に来日した。手指のアルコール消毒を常に心がけて、ホテルと練習場所の移動以外の外出はしていないという。
「直前に来日しても適応できる自信があった」

 

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