
0-3判定でリベンジを果たせなかった井岡一翔は勝者のマルティネスを称えた(写真・山口裕朗)
本人が現役続行明言も「井岡一翔は引退を考えるべき」と一部米メディアが厳しい指摘…一方で「年間最優秀試合候補」の評価と“疑惑採点”へのSNS批判も紹介
「ボクシングニュース24」は、「ハイボリュームなパンチを放つスタイルが、年齢を重ねた井岡にとって厳しすぎることをマルティネス戦ですでに示しており、彼らの間で、第3戦を行うのは無意味だ」と、まずマルティネスとの3度目の対戦の可能性に否定的な論陣を張った。
だが、一方で「ボクシングニュース24/7」は「マルティネスが井岡に対して2勝0敗としたが、我々ファンはこの2人が3度目の対戦を行うことに確実に耳を傾けるだろう」と、正反対の主張をしている。
さらに3度目対決が「無意味」とした「ボクシングニュース24」は、スーパーフライ級の他王者への挑戦やバンタム級での5階級制覇挑戦にも否定的だった。
「井岡は115ポンド(スーパーフライ級)でWBC世界同級王者ジェシー・“バム”・ロドリゲス(米国)やWBO世界同級王者プメレレ・カフ(南アフリカ)といった他の王者を倒すことはできないだろうから引退を考える必要がある。井岡は、バンタム級に階級を上げ、再び彼のキャリアを輝かそうとすることができるかもしれない。しかし、彼のパワー不足により、その階級で戦うことはさらに難しくなるだろう。より強力なパンチを持つ相手に成功を収めるため、井岡はさらにアタックを見せる必要がありそれは彼のスタイルではない」
果たして引退を否定した36歳の井岡は再起に向けてどんな道を選択するのか。日本だけではなく海外のファンもその去就に注目している。