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パンツを脱いだ那須川天心にタオルでカーテンをしたのはロバートの山本氏だった(写真・山口裕朗)
パンツを脱いだ那須川天心にタオルでカーテンをしたのはロバートの山本氏だった(写真・山口裕朗)

あわや放送事故!?なぜ那須川天心はパンツを脱ぎ“全裸計量”をするハメになったのか…今回は世界前哨戦「次いけるんじゃないか?という試合をする」と公約

 この試合をクリアすれば、11月に予定されている「Prime Video Boxing 」で世界戦の舞台が用意される。
 ただ誰とやるかのターゲットは決まっていない。
 舵取りをする帝拳の本田明彦会長も「ハッキリ言って今の段階ですでにどの世界王者にも挑戦できるレベルまで天心は来ていますよ。ただ各団体で指名試合が絡んでいて、明日は、中谷と西田の統一戦があるわけで、今後の情勢を見守っていかねばならない」と説明した。
 WBAは、堤聖也(角海老)が休養王者となり、正規王者となったアントニオ・バルガス(米国)に7月に横浜で、堤とドローに終わった元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(志成)が挑む予定で、その勝者と堤が、次に王座統一戦を戦うため、自然対象からは消える。
 WBOも5月に衝撃の1ラウンドKOで防衛に成功した武居由樹(大橋)が、9月14日に名古屋で同級1位のクリスチャン・メディナ(メキシコ)と指名試合を行う予定となっている。
 ターゲットとしては、この中谷―西田で統一される2本のベルトしかない。だが、どちらが勝つかによってその行方は変わる。中谷が勝てば、来年5月に東京ドームで計画されているスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(大橋)との1戦に備えて、ベルトを返上して、スーパーバンタム級のテストマッチに向かう可能性があるし、西田が勝てば、IBFがかつて井上尚弥のスパーリングパートナーを務めた同級3位のホセ・サルバ・レイエス(メキシコ)との指名試合を待たせているという事情がある。「これがバンタム級で最後の戦いになるのか?」の質問に中谷は「チームと相談。勝てばいろんな選択肢が出てくる」と答え、西田も「先のことは考えていない」と返した。天心がどのベルトを狙うかをハッキリと口にできにくい状況がある。
 それゆえ「もし勝てば試合後のマイクパフォーマンスでターゲットの名前を出すのか?」と問うと「しないと思う」と明言した。
「四天王(4人の日本人王者)がいる。僕の中では、RPGゲームだと思ってる。四天王を全員倒したところでゲームは終わらない。今回の試合に勝つことでジムリーダーを全員倒したみたいに、四天王と戦う権利を得る。一個、一個、面をクリアしないとね。全部バッジを揃えるのが今回の試合」
 ゲーマーの天心らしい表現で立ち位置を説明した。
 天心は、夜になって自らのXで、「ゆっくりとリカバリーをして今に至る 夜はスッポンを食べる スッポンポンになったからではないよ いつも食べてる 食べれる事に感謝してゆっくりと噛み締めていこう 明日には全て始まる 明日のためにも今を生きる」と報告していた。
 今回の試合のテーマは「宿命を燃やせ!」。有明コロシアムで天心はどんな宿命の扉を開いて見せてくれるのだろうか。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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