
「大谷翔平は詐欺師に狙われている」米人気キャスターが約355億円規模ハワイ開発を巡る訴訟問題を「ナンセンス」と批判…大谷は何も関与しておらず「スキャンダルには程遠い」の米報道も
米サイト「アウトキック」は、こう今回の訴訟の真相をこう解説している。
「大谷はこの開発プロジェクトにほとんど関与しておらず、何が起きていたかをまったく知らなかった可能性が高い。原告側も自らの“行動”について必ずしも正直に語ってはいない。バレロ氏が適切と判断した要求を行い、その結果、プロジェクトから外された2人が不満を持っている、という構図だ。これは大谷を貶めるために多くの人が言っている“スキャンダル”からは程遠い話」
そして刑務所に収監されている専属通訳の水原一平氏に、違法のブックメーカーの借金返済のため、口座から大金を盗まれた際に、当初、大谷にも疑惑へおの関与の声があがっていたことを暗に示唆して「それはいつものことだが」と付け加えた。
まったく関係のない大谷から2億4000万ドル(約354億6000万円)規模の開発リゾートの問題で賠償金をせしめようとしている今回の訴えに怒りの声をあげたのが、米国の人気メディアパーソナリティでスポーツキャスターのカウハード氏だ。フォックススポーツの人気ラジオ番組「The Herd with Colin Cowherd」で、幅広いスポーツを取り上げて、時には辛口発言で物議を醸すが独自の分析や軽快な話術で定評のあるパーソナリティだ。米サイト「エッセンシャリ―スポーツ」によると同氏はこう訴えた。
「世の中には詐欺まがいの出来事が多い。大谷が初めて(水原一平氏の)トラブルに巻き込まれたときも、ラスベガスに友人がいるだの、大谷がブリュワーズ戦に賭けているだのと言ってくる連中がたくさんいた。大谷は、野球にも他のスポーツにも一切賭けたことなどがなく、違法なブックメーカーに金を払ったこともないのにだ」
そしてこう続けた。
「あれはナンセンスだった。そして(裁判で)ナンセンスだと証明された。今回も同じだ。不動産業者と投資家の話だ。私は不動産業界に多少関わったことがあるが、あの業界は透明性などない。なのにドジャースをワールドシリーズの優勝に導こうとしている大谷が、ハワイでの犯罪の黒幕? しかも11年目のプロジェクトに途中から参加したのに、それが失敗の原因?本当だろうか?」
カウハード氏がこの訴訟に疑問と怒りの声をあげるのも無理はないだろう。
同サイトによるとアラシュ・サダット弁護士は、大谷が訴えられた理由をこう解説している。
「代理人は依頼人の代理として行動するため、その行動について依頼人が法的責任を問われる可能性がある。それが大谷が訴えられている理由だ。本人がどこまで関わったかを知らなくても関係ない」
ただサダット弁護士によれば、原告2人のプロジェクトからの解任は「大谷の契約違反にはあたらない」という。
同サイトは「今回の訴訟は『将来的な経済的利益の妨害』を理由にしていると見られるが、近いうちに、バレロ氏と大谷側は、訴訟棄却の申し立てを行う可能性がある」との見解を示した。
大谷は場外の雑音に惑わされずグラウンド内のプレーに集中した方がいい。