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那須川天心が自腹で天心祭を開催
那須川天心が自腹で天心祭を開催

那須川天心が自腹開催の「天心祭」で11月のWBC王座決定戦挑戦明言も「対戦準備ができている」2位の井上拓真はIBF王座に照準で実現せず?!突然将来的なスーパーバンタム級転級も示唆

 待望の世界戦が11月に近づいている。WBC&IBFのバンタム級統一王者である中谷が6日のWOWOWの番組収録で初めて来年5月の井上戦に備えて、ベルトを返上することを明言した。
「(WBCのランキング)1位になった。(王座決定戦は)自分が望んでいたわけではないが、(ベルトを)返上されたので、空いたところを取りにいく。必然的なこと」
 狙いはWBCの王座決定戦。偶然にも「天心祭」はすべてWBCのベルトの象徴である緑で統一されていた。
 王座決定戦は原則ランキング1位と2位のボクサーの対戦によって行われる。現在の2位は井上尚弥の実弟で元WBA同級王者の井上拓真。SNSなどでは天心vs拓真が話題にもなった。
「誰とやりたい?」そう聞くとこう返した。
「どうなんでしょう?ボクシングなんで(自分で)選べるかはわからない。僕が1位で2位が拓真選手なら、いつでもやる準備はできていますよ」
 だが、井上拓真がターゲットにしているのは、IBFの王座。IBFのランキングは1、2位が空位で3位がホセ・サラス・レイエス(メキシコ)で4位が拓真。レイエスは16戦全勝のサウスポーで、井上尚弥が2023年12月にマーロン・タパレス(フィリピン)に挑戦した際にスパーリングパートナーとして呼んだことがある。拓真はレイエスを想定して、9月14日のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦に備えて、井上尚弥が呼んだサウスポーのタパレスとスパーリングを消化している。
 天心vs拓真が実現するのは、両者が世界王者となってからの統一戦となるだろう。となると、3位が天心の次の対戦候補となるがそこにいるのが、2階級制覇王者の“レジェンド”ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)。エストラーダは高額なファイトマネーがなければリングに上がってこない。帝拳サイドは、昨年6月にWBC&WBO世界スーパーフライ級王者、ジェシー“バム”ロドリゲス(米国)に倒されたエストラーダに「天心は勝てる」と踏んでいる。しかし、ランキングが上にいる天心サイドが高額なファイトマネーを用意してまで招聘するのはおかしな話で、エストラーダとの対戦の可能性は低い。4位のアンドリュー・ケイン(英国)、あるいは、5位のアレハンドロ・ゴンザレス(メキシコ)との対戦が有力だろう。ちなみにゴンザレスは天心の元スパーリングパートナーだ。

 

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