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パドレスに連敗で首位陥落もロバーツ監督は緊急ミーティングを開かない方針(資料写真・AP/アフロ)
パドレスに連敗で首位陥落もロバーツ監督は緊急ミーティングを開かない方針(資料写真・AP/アフロ)

「スターがチーム打撃をしていない」米地元紙が大谷翔平も無安打でわずか2安打のドジャース首位陥落を批判…それでもロバーツ監督が緊急ミーティングを行わない理由とは?

 ロバーツ監督もこの点について言及。
「この時期にメカニクスやスイングは関係ない。大事なのは『自分がチームの勝利にどう貢献できるか』だ」
 地元紙の批判を誰よりも感じ取っていたのが指揮官なのだ。
「スラッガーが中心のチームはこうなる。でも8月も終わりに近い。とにかく結果を出さなきゃいけない。大振りばかりじゃなく、時にはスイングをコンパクトにして与えられた球で何かを生み出す必要がある」
 ロハスも、「今日のスイングの多くは出塁につながるものじゃなかった。カウントの早い段階から強打を狙いすぎていた」と、スイングが大振りになっていたことを認めた。
 日本時間16日からの本拠地でのパドレスとの首位攻防3連戦にスイープ。2ゲーム差をつけて引き離したが、わずか1週間で立場は入れ替わってしまった。
 だが、MLB公式サイトによるとロバーツ監督は、緊急ミーティングを開き、選手に「チーム貢献」の大切さを直接伝えるような考えはないという。
 なぜか。試合後のクラブハウス内での選手同士の会話に耳を傾けた結果、その前向きな姿勢にその必要はないと感じたというのだ。
「選手たちは正しいことを言っている。変わるよ、必ず変わる」
 ロバーツ監督は、大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオら実績も経験もあるスター軍団を信頼している。
「自分達らしさを取り戻そう。小さなことを積み重ねて必死に食らいついて、どうにかして得点をもぎ取るんだ。その気持ちは必ず形になると信じている」
 前出の地元紙によると試合後の会見の最後にこう語ったという。
 ロハスもこう言った。
「試合中に調整をして、相手の先発を早くマウンドから降ろす状況を自分たちで作らねばならない。監督の判断で代えるのではなく、自分たちの力で降板させる。そのためにもっと良い戦い方をしていかなければならない」
 日本時間明日25日のパドレス戦の先発は、今季10勝8敗、防御率2.90のチームの勝ち頭である山本。勝てば同率首位、負ければ2ゲーム差。絶対に落とせない首位攻防戦となる。

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