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ドジャースの佐々木朗希が初のリリーフ登板をピシャリと抑えて見せる(写真:Creative 2/アフロ)
ドジャースの佐々木朗希が初のリリーフ登板をピシャリと抑えて見せる(写真:Creative 2/アフロ)

え?なんで?ロバーツ監督が明かす「まるで別人」佐々木朗希のリリーフ成功後に「あえて話をしなかった」理由とは?

 

 ドジャースは8回にも追加点を奪うが、その裏、アレックス・ベシア、エドガルド・エンリケスが3点を失い、同点に追いつかれた。またブルペン炎上の悪夢がよみがえりかけたが、ロバーツ監督は、9回に今季限りの引退を表明し、本拠地でのラスト登板も終えているカーショーを6年ぶりにリリーフ登板させた。カーショーは期待に応えて三者凡退に抑えて、延長にもつれこみ、延長11回、トミー・エドマンのタイムリーで勝ち越し、最後は、ジャスティン・ロブレスキーがその1点を守りきりナ・リーグ西地区の優勝へ王手をかけた。
 前出のサイトが伝えた試合後の会見で、ロバーツ監督は、興奮気味だった。
「プレーオフのようなゲームだった。我々も戦い、相手も戦い、アクティブロスターの選手全員がすべてを出し尽くした。選手は大舞台で奮起してビッグプレーを見せてくれた。グレートゲームだ」
 そして、7回の重要な1イニングをゼロに切り抜けたゲ佐々木について「正直、何を期待できるのか未知数だった」との本音を明かした上で、こう称賛した。
「(最後に見た佐々木とは)まるで別人だった。ブルペン起用が彼の投球をシンプルにしたんだと思う。1、2イニング限定の登板で自信と確信がこれまで以上に増し、球威も明らかにシーズン序盤よりも上がっていた。今季は苦しみ、出場機会が減り、3A登板、リハビリ登板を経て多くを学んだ。復帰後はチームに貢献したい一心だ。彼の成長と今日成し遂げたことを誇りに思う」
 そして佐々木が、この重要な局面で力を発揮できた理由をこう説明した。
「彼がこれまで経験のないブルペン登板という機会をつかんだのは、この球団の姿勢(フロントのリリーフ転向の判断)を示すものだ。この瞬間のために彼が準備をしてきたことは素晴らしかった。彼にとってこの大舞台も荷が重いとは思わなかった。この選手は母国の期待を一身に背負い(WBCという)大舞台で投げてきた。その点は心配していなかった。彼がこの状況でどう対応するかを見届けたかった。彼は我々に大きな勢いをもたらしてくれた」
 ただロバーツ監督は「試合後に彼とは話をしていない」と驚きの事実を明かした。

 

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