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巨人の田中将大が悲願の日米200勝。坂本勇人から花束をもらい抱擁(写真・スポーツ報知/アフロ)
巨人の田中将大が悲願の日米200勝。坂本勇人から花束をもらい抱擁(写真・スポーツ報知/アフロ)

「変化を恐れていれば進化はない」日米通算200勝を達成した巨人の田中将大が会見で語った名言…最終登板までなかなか勝てずも「立ち向かっていかなくちゃ越えられない、どんな時も」

 巨人の田中将大(36)が9月30日、東京ドームでの中日戦に先発し、6回、85球を投げ、細川成也(27)に許した20号2ランだけの2失点に抑える好投で、チームも必勝リレーでリードを守りきり、4-2で勝利して田中が日米通算200勝利を達成した。野茂英雄、黒田正博、ダルビッシュ有に次ぐ史上4人目の快挙。今季10度目の先発でラストチャンスでつかんだ金字塔だった。以下はBS日テレなどが中継で伝えた記者会見での主な一問一答。「変化を恐れれば進化がない」などの名言を残した。また来季への現役続行の意思を示した。

 天国のノムさん、星野さんにも報告

ーー今の心境は?
「感無量ですね」
――実感は?
「自宅に帰って、もっと実感が沸いてくる。ゆっくり噛みしめたいが、まだフワフワした感じ」
ーー史上4人目の快挙
「偉大な先輩方が通ってきたところにたどり着いてよかった」
ーー初回に3点の援護をもらった。
「非常に大きかった。この前の登板でも同じように初回に点を取ってもらっていた。同じ失敗は繰り返さないという思いでマウンドに立ち続けた」
ーー(組みたいと指名した)小林捕手とのコンビは?
「(小林)誠司とは1軍では初だが、春先から、結構な数をファームで組んで、いろいろ話してきた。違和感なくいい形で入っていけた。リズムよく引っ張ってくれた。非常に助かった」
ーーリリーフ陣が必勝リレーでリードを守った。
「頼もしいリリーフ陣が、この1年素晴らしい活躍をしていた。信じていた。めっちゃ緊張したという話を聞いて、申し訳ないなという気持ちもあった。少しでも長く投げれればと思った。その後完璧に抑えてくれた。頼もしい仲間」
ーーその大勢、田中瑛からすぐにウォーターシャワーを浴びた。
「びっくりした。そこでかけられるとは思っていなかった。大勢には(冗談で)文句を言っておきましたが(笑)」
ーー小学生でバッテリーを組んでいた坂本が最後花束を贈呈した。
「不思議な縁だなと思う。その瞬間に彼から花束をもらえるとは、野球人生の中で想像していなかった。自分とっても大きな思い出になる」
ーー天国にいる楽天時代の恩師の野村克也氏にはどんな報告を?
「やりましたよ、と。『時間がかかりすぎだ、馬鹿』といわれそうだが。(野村さんは)プロの世界に入って、プロ野球のイロハを叩きこでくれた人。『ピッチャーはコントロールや。原点能力、外角低めにいつでも投げられるようにしておきなさい』と口酸っぱくいわれた。」
ーー日本一となった時の故・星野仙一氏には?
「星野さんにも怒られそう。言われたことは『お前のボールがあればワシならもっと勝っている』。でも温かい人。いつでも僕らピッチャーに『コンディションだぞ』と気を使ってくれた」

 

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