
「ボールだ!審判が台無しにした」誤審問題でWCS敗退パドレスのボガーツが大激怒…あわや場外乱闘の映像もSNSで拡散…米メディアは「逆転劇を奪った最悪の誤審」ロボット審判が待ち遠しいの声
敏腕で知られるESPNのジェフ・パッサン記者は「とんでもない判定だ。ABSの導入が待ちきれない」とXに投稿した。
米サイト「ファンサイデッド」は「パドレスが、審判の最悪の判定でプレーオフの逆転劇を奪われる」との見出しを取りこう伝えた。
「ボガーツは、パドレスの反撃がまだ生きていることを示すために完璧な仕事をした…だが、審判はそれを潰そうとするかのような判定を下した。これは微妙な判定ですらなかった。誰が見ても明らかなボールであり、審判はパドレスを完全に裏切るような最低の判定を下したのだ。あの判定がなければ、本来なら無死満塁になっていたはずだ」
同サイトは、もし満塁であればジェイク・クロネンワースの三塁ゴロで1点差になっていて、さらにプレッシャーをかけていたとも伝え「ファンは常に誤審に苛立ち、怒り、時に激怒するものだ。だからこそ来年導入されるABSが待ち望まれている」とした上でこう過激に訴えた。
「本当に避けなければならないのは、その誤審が中立の観客から見ても試合の行方を大きく左右したように感じられる事態だ。そんなことはあってはならない。正直なところ、MLB機構に対して、レイバーンをもう今季のポストシーズン中に球審をさせないように求めたいくらいだ。それほどあの判定はひどく、その場面は大きな意味を持っていた。彼が、職務を完全に果たせなかった以上、その責任を問うべきであり、それが最も分かりやすい方法だ」」
レイバーン球審は、メジャー、マイナーなどプロ野球経験はなく、審判学校を経て2008年からMLBデビューし、2014年からはフルタイムの審判となり、過去に2017年のWBCやポストシーズンでも球審を務め、2023年のワールドシリーズでも球審をしているベテラン審判の一人だ。
SNSも当然、炎上騒ぎとなった。
「明らかにボールだ」「パドレスが怒るのも当然だ」「こういう球審を雇うのは止めた方がいい」「パドレスのシーズン全体の結果に本当に影響を与えた可能性がある」という批判に加えて「審判の疲労(公平に言えば)は本当の問題。ただこのようにシリーズが決まるのは望ましくない」という声や「最初はABSに断固として反対だった。2025年にMLBの審判が26,567回のコールミスをしたと知るまでは。それは多すぎる。ロボットを導入しよう」とのロボット審判を待ちわびる声も少なくなかった。
また審判団に選手らが、殴りかからんばかりに猛抗議した件については、「こういうのを子供達に見せたくはない」「パドレスの選手は品位がない。負けた理由はそれだけではないだろう」などの批判的な意見も散見された。
前出の「ファンサイデッド」は、今回の誤審問題を皮肉をこめて、こうまとめている。
「ボガーツが四球で一塁に歩いていたら試合はどうなっていたのか? その答えを私たちが知ることはない。審判ショーのせいで」