
不発“2三振”に終わった“56発男”シュワーバーが大谷翔平を語る「早いカウントで捉えねば」「佐々木は質のいい投球」…敵将とMVP2度ハーパーは「素晴らしい投球に敬意を表して次へ」
前出の映像メディアによるとハーパーも大谷に脱帽だった。
「僕らは彼に対していい立ち上がりを見せることができた(2回の3点の先制点)。でもその後に勢いが止まってしまった。大谷は素晴らしい投球をしていた。フォーシーム、カーブ、スプリット、全部が良かった」
ただハーパーも大谷に攻略の糸口がなかったわけではないと悔しがる。
「もっとやれたはずだ。ストライクゾーンの甘い球をいくつか打ち損じてボール球に手を出してしまった。本来ならダメージを与えるべき球を仕留めきれなかった。結果としてそれが悔しい。フラストレーションが溜まる」
新人王、本塁打王に加え、オールスターにも8度選出され、今季のレギュラーシーズンでも、打率。262、27本塁打、75打点を残しているスターの自負がのぞいた。
敵将のロブ・トムソン監督も「素晴らしいピッチングだった。ファストボールと変化球のコンビネーションがよく本当に良かった。彼に敬意を表して次に進むしかない」と大谷を称えた上で前を向いた。
5戦3戦先勝制のディビジョンシリーズが、もし第5戦までもつれることがあれば、大谷ともう一度対戦する可能性がある。
シュワーバーは1敗からの巻き返しを誓った。
「前にも言ったように、これはシリーズの戦いで、学んで次の試合に進んでいかなければならない。すべてがそうだ。正面から立ち向かっていく。クラブハウスに入って、フィールドに戻り、また意義深い試合をプレーできることに興奮している。それがすべてだ。決して簡単にはいかないだろう。ベスト・オブ・ベストのチームと対戦しているんだ。修正して向かっていき、勝つ上で最善の状況にできるように可能なことをすべてできていると感じられるかは、我々次第なんだ」
ドジャースも連勝でロスへ戻る意気込み。
明日6日(日本時間7日)の第2戦にドジャースはブレイク・スネル、そして、ドジャースタジアムに場所を移す8日(日本時間9日)の第3戦には山本由伸を先発マウンドに送る。