「息子にヤマを手本にしろと…」カーショーが山本由伸の初完投を称えて衝撃“家庭事情”を暴露…マンシーは「スネルよりヨシが凄かった」と前日8回1安打の左腕より上と証言

　2安打のトミー・エドマンも「スポーツネットLA」のインタビューで「信じられないよ。いまどきプレーオフで完投なんて誰もしない。先発は4回か5回で降板するのが当たり前だけど、昨日はスネルが8回を投げて、今日はヨシが9回を投げ切った。本当に凄いし、その後ろでプレーするのは凄く楽しいよ」と敬意を示した。
　その投球がチームの打撃に影響を及ぼしていたことを明かす。
「投手がゼロを並べてくれると打線は本当に楽になる。僕たちはただ得点を積み重ねていけばいい。相手を抑えてくれるから、自由に打席に立てるし、いい打席を作りやすいんだ」
　そして、驚きの家庭事情を明かしたのが、今季限りでの引退を表明しているレジェンドのカーショーだ。
　米サイト「ドジャース・ブリード・ロス」が伝えた映像によると、カーショーは、「ヤマモトもスネルもゾーンのどこにでも投げられる複数の球種を持っていることが武器になっている。それは本当に打ちにくい。相手はスプリット、カーブ、シンカー、カッター、全部をカバーすることはできない。しかも試合を通してその制球力が衰えない。良い投手は良い打者に勝てるんだ。それが今、私達が見ていることだよ」と分析した上で、こう明かした。
「ヤマモトのメカニクス（投球フォーム）は教え方の手本になる。シンプルで美しい。正直、本当に綺麗なんだ。だから（息子の）チャーリーにはヤマを参考にさせて、見させている。もし左利きなら、ブレイク（スネル）を見るように言うけどね」
　カーショーは、家族を大事にしていることで知られるが、野球に興味を持っている8歳の息子のチャーリー君に山本の投球フォームを手本にさせているというのだ。山本がいかに優れているかを示すエピソードだろう。
　7戦4戦先勝制のリーグ優勝決定シリーズでドジャースは敵地で連勝した。日本時間明日17日から本拠地のドジャースタジアムで3連戦を戦い、第3戦タイラー・グラスノー、第4戦大谷翔平、第5戦に中4日でスネルが先発する。山本は、中5日で20日（同21日）の第6戦に先発予定だが、ドジャースの勢いと、先発投手陣の素晴らしさを考えると、もうこのシリーズでの2度目の先発はないのかもしれない。