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大谷翔平が3本塁打10奪三振の歴史的快挙でシリーズMVP(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
大谷翔平が3本塁打10奪三振の歴史的快挙でシリーズMVP(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「ショウヘイはもう人間じゃない。宇宙人レベルだ」大谷翔平の3本塁打目に帽子を投げたベッツが唖然…フリーマン「これ以上何ができるんだ?」キケ「野球カードゲームだよ」とMVPを絶賛

 ドジャースの大谷翔平(31)が17日(日本時間18日)、本拠地でのブリュワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼DH」で出場、投手としては7回途中までに100球を投げて、わずか2安打10奪三振無失点の快投を見せ、打っては、1回、4回、7回に3本塁打を放つメジャー初の歴史的快挙を成し遂げた。チームは5-1で勝利して4勝0敗で2年連続のワールドシリーズ進出を決め、大谷はシリーズMVPに輝いた。ムーキー・ベッツ(33)、フレディ・フリーマン(36)、クレイトン・カーショー(37)、キケ・ヘルナンデス(34)ら最強のチームメイトから絶賛の言葉が相次いだ

 「毎日自分を更新する。信じられないプロフェッショナル」

 メジャーを代表するド軍の超一流軍団が大谷に最敬礼だ。
 ここまでのディビジョンシリーズ、リーグ優勝決定シリーズで打率.103、14三振、2打点と低迷していた二刀流スターが「登板日は打てない」とのデータさえひっくり返して驚愕の3本塁打。しかも投げては6回を10奪三振の無失点。7回無死一、二塁でマウンドを降りたが許したヒットはわずかに2本で堂々の勝ち投手である。
 1回にライトスタンド上段に飛び込む先頭打者アーチをベンチで見届けたフリーマンは、大谷から先発左腕ホセ・キンタナの情報を耳打ちされた。

 4回に大谷が今度は右中間のパビリオンの屋根を越える2本目の場外弾を放った際には、ベンチの最前列で「なんてこった!」という顔をして頭を抱えた。飛距離は469フィート(約142.9メートル)。ポストシーズン歴代5位となる最長弾だ。
 試合後に中継局「TNT」の特別番組にライブ
「正直言って、信じられない。このスポーツの長い歴史の中でも、1人の選手が同じ試合であんなことをやったのを見た人なんてほとんどいないはずだ。10奪三振で3本塁打。それもポストシーズンで。これ以上のパフォーマンスがあるなら、見てみたいよ」
 レギュラーシーズン、ポストシーズンを通じて3本塁打&10奪三振はメジャー初の歴史的快挙である。シリーズMVPも当然だった。
「彼は毎日『明日は何を見せてくれるんだろう』と思わせてくれるんだが、今日も『そのさらに上』をいった。あんな光景をチームメートとして見られるなんて本当に幸運だよ。そして3本目を打った時は、もう笑うしかなかった。『これ以上何ができるんだ?』ってね。でも彼は、毎日、自分を更新し続けている。信じられないほどのプロフェッショナルだよ。準備の仕方、姿勢、言葉の少なさ…でもその代わりプレーで全部を見せるんだ。チーム全員が刺激を受けている。オオタニだけじゃなくて(ブレイク)スネル、山本(由伸)、(佐々木)ロウキ…投手陣も全員凄い。このチームは完璧に噛み合っている感じがする。だから今、この瞬間を楽しんでいるよ」
 ベッツも同番組に出演した。
 7回に大谷がブリュワーズで今季30セーブをマークしている守護神トレバー・メギルの159キロのストレートをバックスクリーンの左に運ぶ3本目を見た瞬間、ベッツは思わず自分の帽子を投げた。
 ベッツは、その行為について聞かれ「そうそう。あれはもう、反射的にやっちゃったんだ」と、素直な心境を口にした。

 

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