
どうする?「ロウキ、ロウキ!」の連呼にしか聞こえない佐々木朗希の話題登場曲を選んだミゲル・ロハスが「世界一になったらロウキに踊ってもらう」とユニークな要求を突きつける
「歌詞の意味?たぶんロウキは分かってると思います。難しくないですしね。『踊れ、ロッキー!』という意味です。彼が、実際に踊ったかどうかは覚えていませんが、もしワールドシリーズで優勝したら、絶対に踊らせますよ」
ブルージェイズに勝った際の「世界一ダンス」を義務づけたのだ。
彼にダンスができると思いますか?と聞かれたロハスは、「もちろんできますよ。100マイル(約161キロ)を投げられるし、(投球の際に左)脚を顔の高さまで上げられるんだから(笑)。踊れるに決まっています」と返して記者団を爆笑に包んだ。
佐々木はここまで9試合にリリーフ登板して失点はわずかに「1」。9日のディビジョンシリーズでのフィリーズとの激闘の際には3イニングのロングリリーフで9人をパーフェクト。大谷翔平が3本塁打&6回10奪三振無失点の歴史的偉業を成し遂げてワールドシリーズ進出を決めた17日のブリュワーズ戦でも最後を締めたのは佐々木で“3人斬り”だった。
ロハスのユニークな要求はブルペンの不安が露呈した中で救世主となった佐々木に対するチームの信頼の大きさを物語っているのだ。
ロハスが言う。
「僕は彼を本当に尊敬しています。まだ若いのに、あれほど冷静で、どんな場面でも動じない。チームにとって欠かせない存在です。彼がマウンドに上がると、チーム全体が安心できる。だからこそ、僕はあの『Báilalo Rocky』という曲を選んだんです。彼の性格に合っているし、ファンも盛り上がる。彼のことを誇りに思いますよ」
そして世界一になったらまず最初に何をしたいか?と質問されて、もう一度、ダンスの話を持ち出した。
「まず、チームメイト全員でダンスします(笑)。そしてロウキにも踊ってもらいます。それからファンの皆さんと喜びを分かち合いたいですね。この1年、本当に多くの人が僕らを支えてくれた。その感謝を忘れずに、全員でこのタイトルを勝ち取りたいです」
ブルージェイズとのワールドシリーズは24日(日本時間25日)に敵地のトロントで開幕する。