ロバーツ監督は本当に名将なのか…レジェンドが「彼の采配は未来を知っているかのようだ」と絶賛も大谷翔平の交代時期を見誤る采配に「なぜ監督を続けているか理解不能」の批判も
2回も二死満塁のピンチを招き、アンドレス・ヒメネスを159.3キロのストレートで三振に仕留めて、咆哮したが、ここがもう限界に見えた。それでもロバーツ監督は続投させ、3回に4番のビシェットに3ランを浴びて降板となるわけだが、NBCロサンゼルス局の有名レポーターのマイケル・J・デュアルテ氏は、Xにこう投稿した。
「試合前のロバーツに2017年のアストロズとの第7戦を指揮した経験から何を学んだのか聞いた。あのとき(自分は)ダルビッシュ有を引っ張りすぎたと思っている。彼は『もっと緊迫感をもって采配することを学んだ』と言っていたが、今夜もまったく同じことをしてしまった。信じられない」
2017年のドジャースとアストロズのワールドシリーズも第7戦での決着となったが、ロバーツ監督は先発のダルビッシュ有の代え時を誤り、2回途中まで続投させてダルビッシュは5失点して結果的に世界一を逃した。デュアルテ氏は、調子が悪く見えた大谷を2回で降板させておけば、3ランは打たれずに済んだと暗に批判したのだ。
SNSでもファンが反応。その采配に非難が殺到した。
「誰にだってショウヘイが明らかに最高の調子でないことはわかった」
「打者一巡で代えるべきだった」
「すべてのドジャースファンが3回に大谷がマウンドに上がった時、テレビ画面に向かって(なぜだ?)と叫んでいただろう。ロバーツがなぜこのチームの監督を続けているのか理解不能だ」
「私は、あの2017年のワールドシリーズ以降、ずっとデーブが解雇されるように求めてきた。彼はワールドシリーズクラスの監督じゃないことを何度も何度も証明したからね。また今回も彼はそれを証明した」
試合後のNHKインタビューで大谷も「最後は悔しい形で(ビシェットに3ランを)打たれてしまったが、少しでも長く後ろにつなげられるような思いでマウンド立った。点を取られた後も打線の一人として一生懸命プレーしようと思っていた」と試合を振り返っている。
ロバーツ監督は、大谷の交代時期を誤ったが、それをそこから先の采配で、挽回したことは確か。そして勝てば官軍がこの世界の鉄則。
記者会見の最後に「この長いシーズンを一言で表して欲しい」と問われたロバーツ監督は、迷うことなくこう返答した。
「まさに“Grit(根性・執念)”だ。情熱と忍耐を持って最後までぶれずに戦い抜いた。長いシーズンだったが、私たちは最後まで立ち続けた。私は今のチームを心から誇りに思っている」
米メディアの多くが「ドジャースは王朝を築いた」と記した。

