侍ジャパンの次期監督は一体誰に?
侍ジャパンの次期監督は一体誰に?

“球界大御所”が考える侍ジャパンの次期監督は?

 侍ジャパンの次期監督の選考が水面下で進んでいる。エンゼルスの大谷翔平(29)ら日米で活躍しているトップ選手をまとめてWBCで3度目の優勝を飾った栗山英樹氏(62)の後任監督として候補に挙がっているのが、イチロー氏(49)、松井秀喜氏(49)ら世界を知る元大物メジャーリーガーやソフトバンク監督時代に5度の日本一経験のある工藤公康氏(60)らだ。次期監督にふさわしい監督は誰なのか。巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた“球界大御所”の広岡達朗氏の意見を聞いてみると、返ってきたのは意外な答えだった…。

 イチロー氏、松井秀喜氏は“消し”

 

 あの感動のWBC優勝から5カ月が経過した。
 世界的な“二刀流スター”エンゼルスの大谷やパドレスのダルビッシュ有、レッドソックスの吉田尚正、カージナルスのヌートバーらのメジャーリーガーから、ロッテの佐々木朗希、オリックスの山本由伸、ヤクルトの村上宗隆らの日本球界を牽引する若手までを見事にまとめあげた栗山監督が大会後に退任。すぐさま侍ジャパン強化委員会が次期監督の人選をスタートさせたが、まだ1本化するまでには至っていない。
 次期監督候補は、10人前後とされており、監督経験者では、ソフトバンクで5度日本一となった工藤氏、元巨人監督の高橋由伸氏(48)、元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)、元西武監督の辻発彦氏(64)、元千葉ロッテ監督でメジャー経験もある井口資仁氏(48)の5人。世界を知るメジャー経験者からは、イチロー氏、松井秀氏、松坂大輔氏(42)、そして侍ジャパンのアンダーカテゴリー(U-12)の監督でありWBC出場経験のある元中日の井端弘和氏(48)らの名前もリストにあるという。
 広岡氏は、それらの名前を見た上で、ズバリ、こう言い放った。
「候補とされる人たちの名前を見ても、この人がベストだと言い切れる人がいない。じゃあ、誰がいいんだ?と聞かれても、パッと名前が浮かんでこない」
 そして、こう続けた。
「つまりどの候補にも一長一短があるってこと。どこをどう評価するか。そもそも選考もオープンになっていないし、侍ジャパン強化委員会と言っても人選に偏りが出る」
 誰もが認める元大物メジャーリーガーとしては、イチロー氏、松井氏、松坂氏の3人が候補。しかし、広岡氏は、「まだ指導者経験のないイチローと松井は無理だろう」と候補から消す。
 監督経験がないまま就任した小久保裕紀氏が、第4回WBCで優勝を逃した失敗例もあるが、同じく監督経験のない稲葉篤紀氏は、侍ジャパンの打撃コーチを経て2017年から監督に就任して、プレミア12などの大会を通じて経験を積み、東京五輪で金メダルを獲得している。監督経験の有無は、絶対的な条件ではなさそうだが、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターとして現場に出て指導しているイチロー氏は、立場上、侍ジャパン就任に障害はありそう。また松井氏もヤンキースGM付特別アドバイザーというフロント職についている。元西武、レッドソックスなどで活躍、第1回WBCでMVPに輝いた松坂氏が、抜擢されれば、“サプライズ”だろうが、まだネット裏で勉強を始めて2年目。現実味は薄いだろう。

 

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