米メディアが報じた村上宗隆の移籍先予想ランキングとは…最有力からダークホース…「絶対に論外な」2球団まで
次のカテゴリーはアストロズ、メッツの2球団。アストロズは三塁のカルロス・コレアの契約が3年残り、さらに4年の延長のオプションもあるが「年俸枠を確保できれば可能性はある」とした。
一塁のピート・アロンソがFAとなったメッツを「後半戦の大失速でプレーオフを逃したため注目のFA選手を複数狙うと予想される」と有力視した。それでも、第2カテゴリーにした理由は、三塁には、ブレット・バティがいることと、村上よりも、まずブレグマンの獲得に本腰を入れる可能性が高いからだという。
ダークホースは、カージナルス、レンジャーズ、ブルージェイズの3球団。カージナルスの三塁はノーラン・アレナドだが、来年4月に35歳になる高年俸のベテランで、今オフのトレード放出が有力視されており、今季の本拠地ラストゲームでカージナルスでのラストゲームとなることを示唆した。「派手なFA補強は少ないチームだが、今がそのタイミング」と見ている。
逆に「FAに積極的」なのがレンジャーズ。
「村上は三塁のジョシュ・ヤンよりも上で一塁起用も可能」との見方を示す。ブルージェイズは、二塁手のボー・ビシェットがFAで「村上か、ヴラディミール・ゲレーロJr.をDHにする案もある。現実的ではないが不可能ではない」とした。
一方で村上獲得の可能性が低い球団は、すでに三塁手がいるアスレチックス、ブレーブス、ガーディアンズ、パドレス、ジャイアンツ、レイズの6球団。さらにダイヤモンドバックス、オリオールズ、ホワイトソックス、レッズ、ロッキーズ、タイガース、マーリンズ、ツインズ、フィリーズ、パイレーツ、ナショナルズの11球団の関しては資金力を問題視して消した。特にパイレーツ、ロッキーズは「論外」とした。
ただフィリーズに関しては、「カイル・シュワーバーの再契約が最優先。ただし、ブライス・ハーパーがトレードされれば、村上が魅力的な補強になる」と、獲得に乗り出す可能性を残した。
米ヤフースポーツも検証記事を掲載。こちらは移籍先の最有力候補としてパドレス、レッドソックスの2球団に絞った。パドレスはルイス・アラエスがFAとなり一塁手がぽっかりと空いている。ただ「過去50年間ずっとオフの補強に熱心なチーム。ただ彼らはローテーションに問題を抱えており、まずこちらに投資する必要があるだろう」という。
ブレグマンがFAとなったレッドソックスは、三塁の補強が急務。ただ今季シーズン中でトレードでジャイアンツに放出したラファエル・デバースよりも「村上が悪い成績で終わる可能性がある」とのネガティブな面も付け加えている。
村上を巡っては大争奪戦となることは間違いない。10日(日本時間11日)から始まるGM会議が第1ラウンド。果たして村上はどんな決断を下すのだろうか。

